【日綿實業・ニチメン】地下水の汚染処理

半導体工場、精密化学工場などで使用するトリクロエチレン、パークロエチレンなど有機塩素系溶剤による土壌、地下水汚染が大きな環境問題となっていることに着目。米国の真空抽出法による汚染土処理事業を行う方針を決め、1990年9月、米国業界ナンバーワンのテラバッグ社などと合弁で新会社「NSTエンテック」を設立した。同社には、日綿が35%を出資、国内第3位の産業廃棄物処理業者、三友プラント・サービスが30%、技術導入先のテラバック社25%、それに米国ニチメンが10%資本参加した。1991年2月、最初の処理契約を獲得。