メキシコ初の民間発電事業
メキシコの産業・社会インフラの整備に貢献
平成12(2000)年6月1日、メキシコのメリダ発電所でメキシコのエルネスト・セディジョ大統領の臨席のもと、開所式が盛大に行われた。
当発電所はニチメンがAES、グルポ・エルメス社と組み、ユカタン半島のメリダに484,000kwの天然ガス使用複合火力発電所を建設・運営し、メキシコ電力庁に25年間にわたって売電を行う事業である。この発電所プロジェクトは、メキシコにとって初の民間による発電事業となり、 安定的な電力供給とメキシコの雇用と経済発展の貢献につながると期待された。
大統領は、「このプロジェクトがきっかけとなって、その後、民間資本の導入が活発に行われ、メキシコの高率の電力需要増をまかなう柱となっており、今後の電力分野の民営化を実現するために非常に大きな意味がある」とコメント。本事業は、現在の双日にも受け継がれている。
市況に左右されにくい「非資源」分野の一つとして、双日はいまも「IPP事業」を重点分野と位置づけ、東南アジア、中東などにおいて資産を積み上げている。