トルクメニスタンにプラント納入

独立後のトルクメニスタンの産業発展に貢献

平成3(1991)年10月27日、ソ連邦崩壊の一連の流れの中、同連邦構成共和国であったトルクメン・ソビエト社会主義共和国がトルクメニスタンとして独立を宣言。ニヤゾフ同国第一書記長(当時)が初代大統領に就任した。国家建設のため産業発展を急ぐ同国に対し、ニチメン・日商岩井ともに豊富に擁するロシア語圏ビジネスノウハウ、及び日本輸出入銀行(現:国際協力銀行)による輸出信用供与を活用し、ニチメンが平成8(1996)年にトルクメンバシ製油所向け無鉛ハイオクガソリン製造設備(2億ドル)を、日商岩井も平成10(1998)年にトルクメンバシ製油所向け製油所拡張・ポリプロピレン製造設備(7億ドル)を受注した。

 

平成19(2007)年、ベルディムハメドフ厚生大臣(当時)が第二代大統領に就任し、同国の改革及び天然ガス・石油資源の高付加価値化に乗り出す。双日は同国の発展に寄与すべく、再度同国向け国際協力銀行による輸出信用供与の活用、及び同国とのコミュニケーションを図り、平成21(2009)年にトルクメンヒミヤ向け肥料プラント(6億ドル)を川崎重工業とともに受注。これが第二代大統領誕生後初の大型プラントなった。その後、三井造船・ルネッサンスの硫酸プラント(2億ドル)、川崎重工・ルネッサンスのGTGプラント(15億ドル)建設契約の受注にも貢献している。

 

[外部サイト]

  • トルクメニスタン・トルクメンバシ製油所完工式(2000年)

  • 2014年に完工したアンモニア・尿素肥料製造プラント