貿易港神戸の洋糖引取商からスタートした鈴木商店
外国人居留地に通い、国益志向に目覚める
鈴木商店は、明治7(1874)年に鈴木岩治郎が神戸の洋糖引取商として創業。高知で生まれた金子直吉は鈴木商店に入店し、神戸の外国人居留地に通い海外の先進的な商品にふれることになる。一方で居留地での商慣習は屈辱的なもので、金子直吉は日本の国際的な地位の低さを思い知らされ、「産業を発展させて一流国にならなければ日本人はいつまでも馬鹿にされる」と考えるようになり、以後、常に国益を考えてビジネスを展開するようになる。
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