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2019年 入社式 社長挨拶

2019年4月1日

双日株式会社

2019年4月1日

双日株式会社

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<はじめに>

皆さん、入社おめでとうございます。社長の藤本です。

本日、桜満開の中、
ここに総合職97名、事務職26名、合計123名の新入社員の皆さんを、双日の新しい仲間として迎えることが出来、大変うれしく思っております。

皆さんにとっては、生涯のかけがえのない同期の仲間を得ることとなった記念すべき日でもあります。

また本日は、平成に続く次の元号が発表になる日です。あと平成も残すところ1か月、来月5月には新たな時代が始まります。その記念すべき年に双日に入社された123名の新入社員の皆様に、双日グループ全役職員を代表して、心よりお祝いもうしあげます。

<当社の変遷、役割の変遷と期待するもの>

本日より皆さんは双日の一員であり、仲間です。皆さんの新たなスタートにあたり、また平成が終わるにあたり、改めて双日がどのような歩みを経てきたのか、またその中から学べること、皆さんに期待することは何なのかについて、少しお話ししたいと思います。

双日の源流は、いずれも150年ほど前に神戸、大阪の地に創業した、鈴木商店、岩井商店、日本綿花という会社です。砂糖や綿花、鉄鋼、石炭、木材の輸入に始まり船舶や航空機といったものを世界中から日本へ、また日本から世界中へと貿易をし、明治・大正期には当時の最先端であった多くの技術を海外より導入し、今も続く神戸製鋼所や帝人、サッポロビール、昭和シェル石油といった事業会社を国内に設立し、明治・大正期の産業革命を牽引しました。

その後、これらの事業会社が国内市場で技術を確立して、やがて世界へその製品を輸出する時代が来るのですが、その時に当社をはじめとする総合商社が先兵となり日本の製品の海外での販売を担ってきました。

今振り返れば私が入社したのは、ちょうどこのような時代の最後の時期だったと思います。私が最初に担当したのは、鋳物や鍛造といった鉄でできた自動車部品を米国に輸出する仕事でした。当時すでに商社の機能については、疑問符がついており、まさに商社冬の時代と言われていました。その後の1985年のプラザ合意以降、円高が進み、日本からの輸出に関しては多くの製品が価格競争力を失い、そのため企業は米国をはじめとする海外での生産へと切り替えていくことになりました。この時点で商社のトレーダーとしての機能の必要性は薄れていき、その後現在に至るまで商社は事業投資と事業経営へと舵を切ってきました。

このように総合商社は日本の産業構造の変化、発展に合わせ、その機能を変化させながら成長してきました。
ここでお伝えしたいのは、私たち双日に求められる機能、言い換えれば双日がどのような形で世の中の為になる仕事をできるか、これは世の中の状況、進歩に伴い常に変わってきている、ということです。

双日も、これまでその変化に応じて自らも変化し発展してきました。
会社が発展していくためには、そこで働く人間も常に変化をもとめられます。

そこで、今日入社された123名の皆様にお願いしたいことがあります。

私たち双日はどのような形で世の中に必要とされているのかを考え抜き、ヒト・モノ・カネ・情報の流れ、価値がこの先どのように変化していくのか、先取りする感性、新進性を磨いていく必要があります。(INNOVATION)。

変化のスピードは速く、受け身であっては勝負になりません。自分から積極的に働きかけ、迅速に対応すること。(SPEED)

一番だめなのは現状維持で満足して、現状を変えていく努力をしない人です。
現状を変えていくということは、毎日何かに挑戦していくということ。
挑戦する精神を忘れないでください。(CHALLENGE)

それと同時に、変化を受け入れるということは、時として苦痛を伴うものですが、それから逃げずやりきる強さが必要です。(PERSEVERANCE)

また、最も重要なことは「周囲からの信頼を得る」ということです。双日パーソンとして個人一人で完結できる仕事は、ほとんどありません。周囲の理解や協力を得て、はじめて大きな仕事を完遂し、やりがいや充実感を感じることができます。そのためには配属先がどこであろうとも、自らの業務に情熱を傾け、誠実に人と接し、周囲からの信頼を得ていくことで、日々多くを学び、商社パーソンとしての基礎をしっかりと身に付けてください。(TRUST)

以上の5つが双日の行動指針です。

現在はDIGITAL TRANSFORMATIONの時代と言われ、この先世の中が大きく変わっていくことが予想されていますが、時代の変化を恐れず、5つの行動指針を実践することで、新たな時代を乗り切っていきましょう。

<最後に>
最後になりますが、同期はかけがえのない仲間となります。大事にしてください。また、上司や、一年後に入社してくるであろう後輩も立場は違えど、ともに真摯に仕事に取り組む仲間であることを忘れないでください。

そして、どんな時も誠実であること。誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造する、これが双日の企業理念です。

一緒に双日の新しい未来を築いていきましょう。
皆さんの入社を心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせて頂きます。

以上

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