Jumpei Tsuchiya
自らの意志で、基盤をつくる―。
求め続けていた舞台が、双日にあった。
※社員の所属部署名および役職名は取材当時のものです。
Chapter01
私が双日という会社を意識し始めたのは、7年前。SIer企業でプロジェクトマネージャーを務めていたときのことでした。当時、私は自社で企画・開発したシステム製品の提案をインドネシアで行っていましたが、そこで出会ったのが双日のデルタマスシティ・プロジェクトのメンバー。見渡す限り平野が広がるインドネシアの未開の地に、新たな街をつくり上げているという。その開発面積は、山手線内の約半分に相当するスケール。ゼロから街をつくり上げ、地域を豊かにする仕事はやりがいに満ちているに違いない。私もいつかは、受注案件だけでなく、当事者としてプロジェクトに参画してビジネスを動かしたい―。そんな想いが頭をよぎりました。
その後、私はITコンサルタントとしてスキルを磨くために、グローバル経営のコンサルティング会社に転職。金融システム構築の企画や設計に関するアドバイザリー業務を行いました。顧客と折衝を重ね、より良いプロダクトを構築する仕事は充実していました。しかし、当然のことながら、最終的に意思決定を下すのは顧客です。私は、自分が実現したいことを主体的に進める立場にはありませんでした。「私も事業サイドに立ち、ユーザーの声を聞きながらグローバルな舞台でシステムをつくっていきたい」。そんな想いが募っていたときに知ったのが、双日のキャリア採用でした。業務内容は、双日グループ全体に関わる自社システムの企画・構築。「ここだ!」と、転職を決意しました。
Chapter02
私は入社してすぐ、双日グループ全体に関わるプロジェクトのリーダーという責任ある立場を任されました。プロジェクトのミッションは、双日グループ全社で利用するITコミュニケーション基盤の刷新。13年前から使用してきたシステムの大々的なリプレイスです。責任は重大ですが、双日の業務内容の詳細を知り、各部署とコミュニケーションを取る機会も得ることができ、会社の全体像を早期につかむ良いチャンスとなりました。なにより、自分が中心となってプロジェクトを推進していくことに充実感を覚えています。
現在、私が推進している業務は、当プロジェクトに限りません。情報企画部は、双日グループ全体のITを統括する部署です。そのため私は、本社代表としてシンガポールで開催されたアジアIT会議への出席や、本社が進めるIT施策の説明、グループ会社のIT標準化に関するディスカッションなども行いました。他にも、業務効率化のために、VDI導入、PCの刷新、クラウド型オンラインストレージサービスの導入といった、複数のプロジェクトを担当しています。
総合商社という業界は、業界内で横のつながりがある点が特徴的です。先日、各商社のIT担当者が集う会議に参加しましたが、そこであらためて感じたのは、双日に限らず、商社では先端的なITの導入はまだまだ進んでいないということ。企業間の競争が世界的に激しくなっている昨今、最先端ITの導入は一刻を争う事案だと思いますし、それを推進できることに、私の存在意義ややり甲斐を感じています。
チーム内でプロジェクトの打ち合わせ
Chapter03
私たち情報企画部がコミュニケーションをとる対象は、本社の全部署はもとより、国内グループ会社、アジア、欧州、米州、中国、中東・アフリカといった海外拠点まで、幅広いです。各拠点が抱えるビジネス課題や事業環境、要望などを考慮しながらプロジェクトを進める過程では、難題も多く持ち上がります。悩むことも多々あります。しかし、そこは「絶対に自分の手でやりきる」という決意で歩みを進めています。
双日は、さまざまな事業の複合体です。各拠点の方々とコミュニケーションをしていて常々感じるのは、「それぞれの部署が自分のやり方、スタイルを確立している」ということ。日本の企業としては珍しく周りに意見を発信しようとする姿勢を、社員一人ひとりが持っている。その個性に面白さを感じますし、色々な意見を参考にしながら私自身も課題解決能力を高められる良い社風があると感じます。
双日の事業展開はスピーディー。これから先、グローバルに展開するビジネスの規模とスピードに対応するために、IT環境を世界水準で継続的に進化させ続ける必要があると考えています。私自身も感度を高め、新しい企画や提案を積極的に行っていくつもりです。双日は、意欲のある社員には年齢にかかわらず責任ある仕事を任せてくれる会社。考え抜いたうえで、挑戦するマインドを持てば、自由に企画を進めることもできます。かつての私のように、やりたいことを胸に秘めている人には、双日という舞台をおすすめします。