挑戦の先に広がるリテール事業の未来 藤本 菜緒/新卒/リテール・コンシューマーサービス本部
2025年11月20日
2025年11月20日
学生時代、農学部で学びながら、1年間アメリカ・シアトルへ留学しました。
この経験は、私の価値観を大きく変える転機となりました。
シアトルはMicrosoftやAmazonなど、世界的企業が誕生した地であり、留学中には多くのスタートアップ起業家と交流する機会に恵まれました。
さらに、所属していた学生団体での活動を通じて、新たなビジネスを発掘する実践的な学びを得ることができました。
これらの経験から、「新規ビジネスの創出」に強く惹かれるようになり、同時に「グローバルな環境で挑戦したい」という思いが芽生え、
商社というフィールドに魅力を感じるようになりました。
数ある企業の中で、なぜこの会社を選んだのか。
今振り返ると、“自分らしく働ける将来像”を自然に描くことができたからだと思います。
若手にも裁量が与えられ、挑戦する姿勢を後押ししてくれる社風があることを、入社後も日々実感しています。
現在は、リテール・コンシューマーサービス本部に所属し、ベトナム現地法人でトレーニーとして業務に取り組んでいます。
若手にも積極的にチャンスが与えられる環境の中で、日々挑戦を重ねながら、自分らしいキャリアを築けていると感じます。
入社3年目となる2024年5月からベトナム・ホーチミンに赴任し、現地の食品卸会社に勤務。
主にブランドメーカーであるサプライヤーと交渉・調整を行い、
各ブランドの商品の流通拡大に向けて販売戦略の立案に取り組んでいます。
例えば、某お菓子メーカーの商品を、ベトナム市場でどれだけの店舗に流通させられるか、
現場での商品陳列は適切か、プロモーションは効果的か、を検証しながら、サプライヤーと小売店の間に立ち、戦略を練るのが私の仕事です。
午前は新規ブランドとの交渉、午後は既存ブランドとの面談。
時にはベトナム全土の小売店を回り、販売棚の状況を確認することもあります。
現地スタッフは約1,700人、日本人はわずか4人。
日々、現地の仲間と連携しながら、ブランドの価値をどう届けるかを考えています。
入社前には想像もしなかった経験ですが、成長著しいベトナム市場で、
消費者の行動変化を肌で感じながら、ブランド流通に責任を持ってサプライヤーと向き合う。
このような仕事を経験できるのは、総合商社ならではの醍醐味だと実感しています。
リテール・コンシューマーサービス本部は、消費者に近いビジネスを展開している部署です。
日本ではマグロ養殖やレストラン事業、ベトナムでは製造・卸・物流・小売までを一気通貫で手がけています。一見バラバラに見える事業を“点”として捉え、それらを“線”に、そして“面”にしていく。まさに挑戦の連続です。
アメリカでのテイクアウト寿司事業や、ケニアでの新規展開など、グローバルな挑戦も進行中。
私自身も、スーパーやレストランで自分が関わった商品を見かけると嬉しくなります。
目に見える商品が自分の仕事につながっていることにやりがいを感じていますし、消費者に届くまでのバリューチェーンをどう強くしていくか、それが私たちの使命です。