自分の考えが、社会を動かす瞬間 上村 匠道/新卒/金属・資源・リサイクル本部
2025年11月20日
2025年11月20日
大学院では金属材料の研究に没頭する一方、スキューバダイビングやテニスサークルなど、アクティブな学生生活を送っていました。
好奇心旺盛な性格から、就職活動ではメーカーを中心に見ていたものの、
「ひとつのことを深掘りするより、幅広く人と関わりながら価値を生み出したい」と感じるようになり、
商社というフィールドに魅力を感じました。
双日への入社後は、非鉄金属のトレーディングからキャリアをスタート。
現在はフッ素事業戦略室に所属し、化学品原料となる蛍石や、化学品製造、上流投資の検討に携わっています。
日々の業務では、市場の動向を読みながら戦略を描き、自分の考えが事業の方向性に反映される場面もあり、仕事の面白さと責任を実感しています。
大学での研究内容が直接業務に活かされることは少ないですが、仮説を立てて検証するプロセスや、知識への親和性は今の仕事にも通じています。
素材の研究から始まった自分のキャリアが、今では資源ビジネスの最前線で動いている
——そんな実感を持ちながら、日々の業務に向き合っています。
地政学的緊張の高まりに端を発し、近年重要鉱物の安定供給が課題となっています。
当時、社内では取り扱いがなかったある重要鉱物に関して、「安定供給の方法を考えよ」というミッションを受け、ゼロから事業構想をスタートしました。
調査、パートナー探し、顧客開拓を経て事業構想を策定、数カ月後には会社として本格的に事業化を検討することになりました。
この経験を通じて強く感じたのは、双日には年次や肩書きに関係なく、意見やアイデアが尊重される風土があるということ。
現場の声が真剣に受け止められ、意思決定が迅速に行われることで、挑戦が実現に変わっていきます。
組織全体が柔軟に動き、個人の挑戦を支える力がある。それが双日の大きな強みです。
また、周囲には、誰に対してもフラットに接し、アイデアを歓迎してくれる仲間がいます。
偉ぶらず、面倒見が良く、共に考え、共に動いてくれる。そんな人たちと働けることが、日々の挑戦を前向きなものにしてくれます。
学生時代、研究や課外活動を通じて培ったのが「前向きさ」でした。
困難な状況でも諦めずに粘り強く取り組む姿勢は、自分の中で自然と身についたものであり、就職活動でもその点を強みとして伝えていました。
実際に働いてみると、トレード業務では予期せぬトラブルが日常的に発生します。
納期の遅れ、書類の不備、価格変動など、思い通りに進まないことは珍しくありません。
そんな状況でも、立ち止まらずに次の一手を考え、前向きに動き続ける姿勢が、信頼と成果につながっていきます。
双日では、立場に関係なく意見やアイデアが求められます。
自分の考えを持ち、周囲を巻き込みながら課題を解決していく力が、事業を動かす原動力になります。
指示を待つのではなく、自ら課題を見つけ、解決策を提案し、実行に移す。その積み重ねが、挑戦の機会を引き寄せ、成長につながっていきます。