高品質なマグロの安定供給に向けて、AI技術を利用した「TUNA SCOPE」を開発
2019年5月29日
双日株式会社
双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、株式会社電通(以下「電通」)、株式会社電通国際情報サービス(以下「ISID」)と共同で、冷凍天然マグロにおける品質の「目利き」の機能を、マグロの尾部断面の画像解析技術によって品質判定を行うAI「TUNA SCOPE(※)」を開発しました。現在、これによって品質判定されたマグロを「AIマグロ」として商標出願中です。
(※)TUNA SCOPE紹介のwebサイトURL: https://tuna-scope.com/

一般に流通されている冷凍の天然マグロは、漁法・漁場・船上処理によって、色合い・身質・鮮度といった品質が異なり、熟練したマグロの目利きが、解凍した尾部断面から個体毎の詳細を検品し良し悪しを選別していますが、これを自動化し、お客様のニーズに即した最適な品質選別していくことが容易となります。
すでに、2019年3月に実証実験を実施、その成果を踏まえ、今後、更なる精度の向上と実用化を目指します。
双日は、これまでも、長崎の本マグロ養殖子会社である、双日ツナファーム鷹島株式会社を通じて、AIやIoTを利用した取り組みを行ってきましたが、今後とも、海外市場への導入や、他魚種への展開等、新技術の利用を推進していくことで、水産業界が抱える課題の解決とともに、価値の創造に向けて貢献してまいります。
以上
(ご参考)
株式会社電通の概要
会社名 | 株式会社電通 |
---|---|
設立 | 1901年7月1日 |
本社所在地 | 東京都港区東新橋1-8-1 |
代表者 | 山本 敏博 髙田 佳夫 遠谷 信幸 |
株主 | 主要株主:日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.65%、 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)7.79%、他(2018/12/31現在) |
事業内容 | 「Integrated Communication Design」を事業領域としたコミュニケーション関連の統合的ソリューションの提供、経営・事業コンサルティングなど |
株式会社電通国際情報サービスの概要
会社名 | 株式会社電通国際情報サービス |
---|---|
設立 | 1975年12月 |
本社所在地 | 東京都港区港南2-17-1 |
代表者 | 名和 亮一 |
株主 | 主要株主:株式会社電通 61.8%、日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)4.9%、他(2018/12/31 現在) |
事業内容 | コンサルティングサービス、受託システム開発、ソフトウェア製品(自社開発ソフトウェア)の販売/サポート、ソフトウェア商品(国内外ベンダーのソフトウェア)の販売/サポート、アウトソーシング・運用保守サービス、情報機器販売・その他 |
双日ツナファーム鷹島株式会社の概要
会社名 | 双日ツナファーム鷹島株式会社 |
---|---|
設立 | 2008年9月 |
本社所在地 | 長崎県松浦市鷹島町阿翁浦免字迎801番地4 |
代表者 | 大西 啓之 |
株主 | 双日株式会社 100% |
事業内容 | 本マグロ養殖、販売 |