双日株式会社

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代表取締役社長よりごあいさつ

収益構造の抜本的な変革に継続的に取り組み、双日発足以来の過去最高益を2期連続で更新

藤本 昌義

株主の皆さまには日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2023年3月期は、多くの国・地域で、新型コロナ関連の規制が緩和されました。国内外の往来を含めた人の流れも徐々に戻り、社会は新たな日常を見出し、前に進み始めました。

中期経営計画2023の2年目は、成長戦略に基づく注力領域への投資の実行と収益力向上に取り組んだ結果、連結当期純利益(当社株主帰属)は1,112億円となり、当社発足以来の過去最高益を2期連続で更新するとともに、初めて1,000億円を超過しました。利益分配につきましては、2023年3月期の年間配当を1株あたり130円とし、前期比24円増配としました。また、基礎的営業キャッシュ・フローは1,452億円と、キャッシュ創出力も着実に高まっています。

これまでに創出した基礎的キャッシュフローの黒字を成長投資に振り向けるとともに、株主さまへの還元と資本効率の向上を目的として、2023年度上期に1千万株あるいは300億円を上限とする自己株式の取得を実施しています。また、将来の株式価値の希薄化懸念を払拭するため、2023年4月には約1,530万株の自己株式の消却を行いました。

これからも、安定的かつ継続的な配当の実施と内部留保の拡充を両立し、企業競争力と株主価値の拡大を追求してまいります。

次期中期経営計画を見据え、総合商社に求められる機能・役割を意識し、新たな価値と豊かな未来を創造する

2024年3月期は、中期経営計画2023の最終年度となります。2023年3月期の実績も踏まえ、当社グループが1,000億円レベルを稼ぐ自信を示す計画を策定いたしました。2024年3月期の年間配当につきましては、一株あたり130円を下限といたしました。現在未達のPBR1倍超を含め、引き続き、全KPIの達成に向け取り組んでまいります。また、次期中期経営計画も見据え、「マーケットインの徹底」「共創・共有の実践」「スピードの追求」に基づいた競争優位性・成長マーケットの追求、全社的なデジタルの実装、価値創造の源泉となる人材の育成・活用の継続に加えて、当社グループの成長性をより実感いただけるような情報開示にも取り組んでまいります。

今後も持続的な成長と企業価値の向上を達成するため、未来において総合商社に求められる機能・役割を常に意識しつつ、さらなる価値創造に取り組んでまいります。

株主の皆さまには、当社グループの理念と戦略をご理解いただき、引き続きご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。


2023年6月
代表取締役社長

 

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Profile

藤本 昌義(ふじもとまさよし)

生年月日
1958年1月9日
座右の銘
人事を尽くして天命を待つ
趣味
身体を動かすこと、特にゴルフ
好きな本
司馬遼太郎『竜馬がゆく』
入社理由
海外で働きたいという想い。そして、若いときからチャンスを与えられる社風に惹かれた。

略歴

1981年 4月 日商岩井株式会社 入社
2008年 12月 MMC Automotriz S.A. Director President
2012年 8月 双日米国会社 兼 米州機械部門長
2014年 10月 双日株式会社 理事 経営企画担当役員補佐
2015年 4月 執行役員 経営企画、IR担当
2015年 10月 常務執行役員 経営企画、IR、広報担当
2016年 4月 専務執行役員 経営企画、戦略投資推進、IR、広報、物流・保険統括担当
2017年 4月 専務執行役員 経営企画、広報、秘書担当
2017年 6月 代表取締役社長 CEO

双日ってこんな会社です

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