双日株式会社

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代表取締役社長よりごあいさつ

藤本 昌義

代表取締役社長

双日過去最高益へ
中期経営計画2020は順調に進捗

上期決算として過去最高益となる好調な滑り出し。通期見通しを上方修正

「中期経営計画2020 ~Commitment to Growth~ 」初年度、2019年3月期第2四半期の経営環境は、先進国および新興国の底堅い消費を背景に世界経済は緩やかな成長を持続し、資源価格も堅調に推移しました。

こうしたなか、当第2四半期の業績は、新規取得した国内外の自動車ディーラー事業による増収・増益、石炭をはじめとした資源価格上昇と取扱数量の増加などにより、当期純利益(当社株主帰属)は前年同期比99億円増益、36.4%増の371億円となりました。双日として過去最高益を見込む期初見通し630億円(2018年5月1日公表)に対する進捗率は59%となり、これを受けて、通期見通しを700億円に上方修正いたしました。各本部の通期見通しについては、それぞれの事業の進捗や市況状況を反映して見直しを行い、金属・資源本部を上方修正、食料・アグリビジネス本部を下方修正しております。


好循環サイクルの構築で、着実な成長を実現する

「中期経営計画2020」では、事業・資産のValue Up(価値向上)、実行済みの投融資の確実な収益化、財務規律を堅持しながら、さらなる成長に向けた投融資の継続などを基本方針に据え、着実な成長を実現させ、最終年度の2021年3月期の当期純利益目標を750億円以上としています。

当第2四半期までの「中期経営計画2020」の進捗としては、前中期経営計画「中期経営計画2017」で実行した投融資からの貢献が上期で30億円程度、さらに通期では60億円程度の収益貢献を見込むなど、実行済み投融資が着実に収益化しています。また、新規投融資については3年間で3,000億円程度とする計画に対し、当第2四半期累計で480億円の新規投融資を実行いたしました。

グループの総力を結集して、2つの価値の最大化を追求

世界情勢に目を向けますと、米中貿易摩擦の深刻化や新興国通貨の下落、イギリスのEU離脱問題、中東情勢など懸念材料も少なくありません。グループの総力を結集して、「双日が得る価値」と「社会に還元する価値」の2つの価値の最大化を追求し、双日グループの着実な成長を実現するとともに、豊かな社会の創造に取り組んでいきます。当第2四半期は良好な経営成績をおさめることができましたが、手を緩めることなく、社員一人ひとりの柔軟で新しい発想を原動力に、当社グループの次代を牽引するビジネスの創出にまい進してまいります。

配当方針につきましては、安定的かつ継続的に配当を行うとともに、内部留保の拡充と有効活用によって企業競争力と株主価値を向上させることを経営の重要課題のひとつと位置付けています。今後、資源価格や経済環境が業績に与えうる影響を考慮し、現時点で、2019年3月期の年間配当額は前年比4円増の15円という期初予想から変更していませんが、連結配当性向30%程度という「中期経営計画2020」の方針は全く変えておりません。

皆さまには、引き続き双日グループへのご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

(2018年12月掲載)

more中期経営計画2020について、詳しくはこちら

Profile

藤本 昌義(ふじもとまさよし)

生年月日
1958年1月9日
座右の銘
人事を尽くして天命を待つ
趣味
身体を動かすこと、特にゴルフ
好きな本
司馬遼太郎『竜馬がゆく』
入社理由
海外で働きたいという想い。そして、若いときからチャンスを与えられる社風に惹かれた。

略歴

1981年 4月 日商岩井株式会社 入社
2008年 12月 MMC Automotriz S.A. Director President
2012年 8月 双日米国会社 兼 米州機械部門長
2014年 10月 双日株式会社 理事 経営企画担当役員補佐
2015年 4月 執行役員 経営企画、IR担当
2015年 10月 常務執行役員 経営企画、IR、広報担当
2016年 4月 専務執行役員 経営企画、戦略投資推進、IR、広報、物流・保険統括担当
2017年 4月 専務執行役員 経営企画、広報、秘書担当
2017年 6月 代表取締役社長 CEO

社長の履歴書(2017年9月掲載)

世界を相手に自分の力を試したい

私がこの会社に入社したのは1981年、それまで海外旅行さえしたことがありませんでしたが、幕末の志士のように広い世界を相手に自分の力を試したいという思いを持っていました。世界を相手にする仕事として、まず考えたのが商社でした。そして、数ある商社のなかでも、若いうちからさまざまな経験ができそうな自由闊達な雰囲気にひかれて、この会社を選びました。

実は入社した当初の英語力は、会社の英語研修でも一番下のクラスというレベルだったのですが、幼い頃から親の仕事の都合で転校を繰り返してきて、新しい環境にいちはやく適応することが身についていたとでもいいますか、どんな世界に飛び込んでも自分らしさを出せるという自信は持っていました。

入社後配属されたのは、輸送機械部という、日本の鋳物や鍛造品といった自動車部品を米国に輸出する部隊。入社5年目、1985年に初めての駐在で行かせてもらったのは米国ミシガン州の自動車の街デトロイトでした。最初は取引先から次々にかかってくる電話が全然分からず苦労しましたが、とにかく現場へ足を運んで会って話をすること、ときには絵を書いたりしながらコミュニケーションをとって、何とか切り抜けました。1~2年くらい経ったころでしょうか、ラジオのニュースなんかでも自然と耳に入ってくるようになって、慣れたてきたなと実感しました。

挑戦の連続、ひたすら前へと走り続けた36年

ベネズエラ事業会社での社長時代

振り返れば、入社以来、米国、ヨーロッパ、東南アジア、中南米など世界各地を飛び回ってきました。自動車や自動車部品の営業から生産ラインの構築、海外事業会社のマネジメントまで、5年くらいのタームで次々と新しいビジネスに挑戦する機会をもらい、ひたすら前へと走り続けてきた道のりでした。目の前のことに精一杯取り組んでいるうちに、少しずつビジネスパーソンとして鍛えられていったように思います。

なかでも特に印象に残っているのは、2008年からの4年弱、ベネズエラの自動車製造・販売会社で社長として奮闘した経験です。当時は、社会主義のチャベス政権下、労働争議が勃発し、工場の業務が止まってしまったことがありました。労働組合との厳しい交渉に臨み、現地政府とも協議を重ね、ようやく半年かけて操業を再開させることができました。

また、少し時期は遡りますが、2004年のニチメン株式会社と日商岩井株式会社の経営統合へと至る過程では、経営企画部で、資産の売却や債権の回収といった資金繰りから経営計画の立案などに携わりました。経営企画部のメンバーや財務部などの関連部署が集まっての議論は連日深夜までおよび、ようやく、両社の経営統合という方向性が出てきたときにやっと出口が見えたような思いがした記憶があります。二度と社員にああいう思いをさせてはならないと強く心に刻んだ、本当に大変な、つらい時期でした。

経営統合の前には営業に戻りましたが、2014年からは再び経営企画を担当し、2015年4月から取り組んでいる「中期経営計画2017~Challenge for Growth~」の策定にも携わりました。

自分を信じて、最後までやり遂げる

さまざまな経験を得るなかで、困難な状況や厳しい局面を打ち破っていくためには、何よりも決断が大切だという思いが強くなりました。既存のやり方や常識にとらわれずに考え、自分を信じて決断し、前に進んでいく。途中で投げ出さず、最後までやり遂げる。その強さが、次の新しい挑戦への自信につながっていくと考えています。

その点で、社員一人ひとりが自分の夢を実現するために、勇気を持って決断し、新しい挑戦を続けていくことを期待しています。もちろん、個人の力だけでできることは限られていますし、さまざまな条件、環境がそろわないと難しいこともあると思います。ですが、双日には挑戦をいとわない人が集まっていますし、それを応援する風土があります。私自身が若いうちからいろいろなチャンスをもらって育ててもらったように、今度は若い人たちの創意工夫と挑戦を後押ししていきたい。若い世代がどんどんビジネスの現場に出て、成長し、活躍できる会社にしたいし、していかなくてはならないと考えています。

2004年に新しいスタートを切った双日は、今なお発展途上の会社ですが、挑戦する風土は、双日のDNAとしてしっかりと根付きつつあることを感じています。一人ひとりの勇気ある決断と挑戦が、新たな価値を創造し、会社のさらなる成長につながるものと信じています。

双日ってこんな会社です

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