成長×2年目社員
上村 匠道/金属・資源・リサイクル本部 非鉄・鉱産部非鉄金属課
石橋 純奈/化学本部無機化学品部第一課
2023.04.28
上村:2022年に新卒で入社した上村匠道です。私の所属する非鉄金属課では主にアルミや銅、亜鉛といったベースメタルと呼ばれる鉱物資源を取り扱っており、中でも私は銅やその半製品のトレーディングを担当しています。日本からの輸出や三国間取引を手掛けています。
石橋:売り先は主にアジア圏ですか?
上村:はい。中国、ベトナム、台湾が多いですね。とくに台湾はいま国をあげて送電線網を強化していて、電線向けの銅のニーズが盛んです。双日の取扱量も多く、好調ですね。
石橋:私も上村さんと同じく、2022年に事務職として新卒入社しました。現在は化学本部無機化学品部第一課に所属。苛性ソーダや工業塩のデリバリー(受発注)、請求書まわりの事務業務を担当しています。
上村:営業の身からすると、事務の方々がスケジュール調整や数字面を管理してくださっているおかげで、仕事が成り立っている。「業務の要」と日々、実感しています。部署が違うのでからみはないのですが、本当にいつもありがとうございます(笑)。
石橋:いえいえ(笑)。ところで、上村さんはなぜ就職先に総合商社、しかも双日を選ばれたのでしょうか?
上村:元もとは理系で技術者を志望していました。しかし就活の途中で「広く人の役に立つ仕事がしたい」と考え、商売に関わりたいと思うように。実家が和菓子店で、商いが身近にあったことも影響したかもしれません。ダイナミックに広いフィールドでビジネスをし、より多くの人に役に立てられる商社に、志望先を絞りました。
中でも双日は「どんどん新しい事業をつくっていこう!」と、挑戦に前向きなメッセージを明確に出していて、強く魅かれました。また社員の方に会うと、皆、とてもフランクでフラットな雰囲気もあった。体育会系でもなくガチガチの上下関係が苦手な自分には合っていそうだなと感じた面もありましたね。石橋さんは?
石橋:私は誰かを積極的にサポートして、支える仕事がしたいと考え、双日の事務職を受けました。
学生時代に家庭教師をしていた経験が原体験にあります。ある生徒から、私自身はほぼ勉強したことがなかった物理を「教えてほしい」とお願いされ、教えたことがあったんですね。とても苦労したのですが、その子のがんばりもあって、みるみるテストの成績があがりました。
自分が直接なにかを成し遂げるより、喜びが大きかった。そうした誰かを支える仕事が向いているのかなと思って、今に至ります。上村さんは、実際に入社して1年経った今、双日のイメージは変わりました?
上村:フラットで挑戦に意欲的だなという部分は変わりません。むしろ、予想以上に「挑戦させてもらえる」「任せてもらえるな」と感じています。入社して数ヶ月の段階で、海外での大事な交渉に1人で行かせてもらえましたから。
石橋:海外出張はどちらへ行かれたのでしょう?
上村:台湾です。大事な年間契約の更新の交渉で、当初は先輩が出張に行く予定でした。ところが、先輩が体調不良となり、急遽私が一人で臨むことに。
石橋:それは緊張しますね。
上村:「なるべく堂々と振る舞おう」「自信を持って臨もう」と意識しましたが、内心はヒヤヒヤしていましたね(笑)。しかし、なんとか交渉はスムーズに進められ、更新の契約も締結できました。ちょっとした契約内容の確認で、数カ月後に台湾に再訪しましたが、そのときはある程度、緊張せずに臨めました。
石橋:最初に突然、一人で海外での交渉ごとをすすめられた経験が、大きかったのでしょうね。
上村:そう思います。直接何かスキルを得たわけではありませんが、その後は日々の業務でもあたふたと慌てることもなくなった。ようは度胸がついたのかなと(笑)。
もっとも、一人で何でもやらせるのではなく、先輩方が裏でバックアップしてくれてもいたんですね。事前に取引先に根回しをしてくれていたり、現地のスタッフのも声がけをしてくれていて。だからこそ、1年目の若輩者が貴重な経験をつめていると実感しています。
石橋:周囲の方々が細やかに支えてくれている感じはとてもしますよね。
デリバリー業務は、買い先からの注文を売り先に伝える必要がありますが、納期などの要望が売り先には到底飲めない条件である場合も多い。「この商材をいつまでに」などと、そのまま注文を流すと、売り先から「到底無理だ」と突っぱねられることもあります。実は最初の頃、そうした勘所がつかめず、「とにかく一言一句正確に伝える」ことに意識が向いていました。そのせいでトラブルになりかねなかったことがありました。
「どうしよう」と私が戸惑って指導員の方にメールで尋ねると、すぐに電話を返してくださり、丁寧に問題と解決策を指示していただけました。
上村:確かに、周囲の先輩方がとても見てもらえている安心感がありますよね。だからこそ、安心して新人が挑戦できるともいえそうです。
石橋:そう思います。当たり前ですが、私はそれ以降、言葉を自分の中で咀嚼して、伝える意識をもちました。日々、勉強だし、失敗して、悔やんだり、悩む日もまだまだありますけどね。ただ、そんなとき、寮の存在は大きいと思いません?
上村:わかります。ちょっとしたミスをしたへこんだときにも、寮に帰ると同期がいるので、「実はこんなことが...」とカジュアルに相談できる。ちょっと聞いてもらえたり、アドバイスをしあえる関係が身近にある状況は、思った以上に心強い。「寮がなかったらどうなっていたんだろう」とすら感じています(笑)。
石橋:そうですね。「私の場合はこうしている」と他の部署の同期の話を聞くだけでも、とても勉強になりますしね。これから入社される方も最初は「寮ってどうなんだろう?」と思われる方もいるかもしれませんが、きっと予想よりずっと価値ある場だと保証できます。上村さんは、今後、双日でどんなことをしていきたいと考えていますか?
上村:もちろん今いる部署で、売上・利益を最大化していきたいのがひとつ。あとは、やはり自らアイデアを出して、新しい事業を創造していきたいです。入社して安心して挑戦できる中に身をおけたことでなお、なおその気持ちは強まっていますね。石橋さんは?
石橋:私は「仕事を任せたい!」と思われる事務職になりたいです。「安心して頼める」「頼りになる」という存在でありたい。
上村:いいですね。「あれがやりたい」「こうなりたい」と自ら願う人にはすごく楽しい環境だと思うので、そういう方にはどんどん新しい仲間として来ていただきたいですね。会社と寮で待っています(笑)。