フィリピンの自動車生産・販売会社、同国の自動車産業育成政策「CARS Program」の承認を取得
2016年6月16日
双日株式会社
双日株式会社(以下、双日)が三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)とともにフィリピンで展開している自動車生産・販売会社、ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(Mitsubishi Motors Philippines Corporation、以下MMPC)は、2016年2月にフィリピン政府の自動車産業育成政策 「CARS Program(Comprehensive Automotive Resurgence Strategy Program)」への参加を申請しておりましたが、このたび、同政府の貿易産業省投資委員会による承認を取得しました。
これにより、MMPCは、約43億ペソ(約104億円)を投資し、プレス工場を新設(20億ペソ(約48億円))、既存の車両生産工場での新たな生産ラインを増設することで、2017年初めより『ミラージュ』および『ミラージュG4(アトラージュ)』 の生産を開始する計画です。
今回のCARS Programへの参加は、フィリピンの自動車産業の発展に50年以上にわたり寄与してきたMMPCの新たなコミットメントを表すもので、同Programが掲げる「6年間で20万台」の生産目標達成に向けて、生産稼動シフトを追加し、現地生産能力を増強する計画です。それに伴い、フィリピン国内での雇用促進や、日系部品メーカーの同国への進出を促進する効果も期待できます。
MMPCは、フィリピンの貿易産業省と投資委員会による同国のモータリゼーションの進展に合わせたCARS Programの取組みに賛同し、2020年までに同国の自動車需要が50万台に達すると見込まれている中、同国の自動車産業全体の活性化に寄与していくことで、同国の経済発展に貢献してまいります。
ミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーション(MMPC)の概要
会社名 | Mitsubishi Motors Philippines Corporation |
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設立 | 1963年2月 |
本社・工場所在地 | フィリピン国 ラグーナ州 サンタローザ市 |
資本金 | 1,640百万ペソ |
主な事業内容 | 三菱自動車の生産及び販売 |
代表者 | 加藤 芳明(社長 兼 CEO) |
株主 | 双日株式会社 49%、三菱自動車工業株式会社 51% |
生産能力 | 5万台/年 |
工場敷地面積 | 約21.4ヘクタール |
販売車種 | 【フィリピン生産】アドベンチャー、L300 【タイ生産】ミラージュ、ミラージュG4(アトラージュ)、モンテロスポーツ(パジェロスポーツ)、L200/ストラーダ(トライトン) 【日本生産】ASX(RVR)、パジェロ、ランサーEX |
以上