双日株式会社

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2016年 年頭社長挨拶(要旨)

2016年1月4日
双日株式会社

当社ステークホルダーの皆さま、明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
さて、今朝、双日株式会社本社にて行われました、当社社長 佐藤洋二による双日グループ役職員向け「2016年 年頭挨拶(要旨)」を下記の通りご報告します。


皆さま、新年明けましておめでとうございます。
私は、晴れ渡った空の下、富士の山麓をすべて、雲ひとつない青空の下で見ることができる機会に恵まれ、非常に清々しい一年のスタートを切ることができました。双日のグループ役職員の皆さまにとってはどのような新年だったでしょうか。それぞれ気持ちも新たに2016年のスタートを切られたのではと思います。

振り返りますと、昨年はグローバルな環境の中で、我々商社にとって将来的に大きな影響を及ぼす事象が多かった年でした。
年頭から春先にかけて、債務問題に揺れるギリシャのユーロ離脱が取り沙汰され、その先行きに不透明感が漂いました。その後も、難民問題が欧州全体を揺るがす大きな問題に発展し、テロの大惨事があったことも記憶に新しいところです。ユーロの脆弱さがクローズアップされた一方、欧州が大きな犠牲を払いながらもユーロ圏を維持するための努力を惜しまないことが見てとれました。
また、中国経済の減速は、シェールガス・シェールオイルの台頭とも相俟って、資源価格の下押し要因となりましたが、我々にとっても資源は大きなアセットを持つ領域であり、少なからずその影響を受けました。
中国が及ぼす影響は年々大きくなってきていると実感した一年でした。同国が先進国入りを目指して実施するであろう施策によって、引き続きさまざまな影響が出てくることは間違いないと思われます。
TPP交渉の大筋合意ならびにASEAN経済共同体(AEC) の発足は、今後先進国がどのように新興国と向き合っていくかといった議論のきっかけともなりました。市場や関係先が、新しい枠組の中でダイナミックに変化を遂げていくことが予感されます。
このように、世界が大きく変化する中で、我々商社がどのように対応していくかを考えさせられた一年であったと総括しています。

一方、本年においては、米国の大統領選挙が予定されています。現在の世界経済の安定を支えるほぼ唯一の要素として、経済の好調を保っている米国の今後に大きな影響を及ぼすイベントと言えます。
また、今年は南米初のオリンピックが8月にブラジル・リオデジャネイロで開催される年でもあります。
日本においても様々なことが予定されており、我々も強い関心を持っておく必要があります。中でもアベノミクスはこれからが正念場であり、今後の日本経済の変化に向けて、政財界をあげて様々な施策が行われようとしています。我々もこれを正面から受け止めて、日本全体の景気浮揚に貢献していくことが必要になると考えています。また、公職選挙法改正に伴い、若年層の意見を取り入れていく動きとして、満18歳以上への選挙権付与といった変化があります。高齢化社会を考えれば、世代間の意見をどのように反映させていくか、若い世代の意見の反映は、日本の持つ構造上の問題からしても無くてはならない改革であり、私は非常に好ましい動きと見ています。

このように、様々な構造改革や施策が打ち出されていますが、この流れは我々商社にも当てはまります。
2016年はご存知のとおり、我々の中期経営計画2017 “Challenge for Growth” の2年目にあたります。1年目の結果をきちんと出して、その上に2年目を積み上げていくことになりますが、足元をしっかり取組むと同時に、大きな変化を捉え、予測し、それに対応していくことが極めて大切な時期に差し掛かっていると言えます。この大きな流れと足元の状況を考えた場合、時間軸・地域・商品をしっかり捉えることが重要です。それぞれが異なる影響を与えていく要素であり、我々商社は市場に多くの接点を持つからこそ、すべからく時間・地域・商品市場の影響を受けることになります。これらの環境を正しく認識して、将来を予測しながらチャレンジし、果敢に決断していくことが求められることは紛れもありません。

元来、商社は変化に対応することで生き残ってきた事業体であり、変化への対応は得意とするところです。今まさに大きな変化が起きようとしていることに対して、商社ならではの対応力、変化を捉えたチャレンジこそが、商社の存在意義であるとも言えるのではないでしょうか。中期経営計画の達成においても、変化への対応について、皆さまにもう一度初心に戻って考えていただきたいと思います。
我々を取り巻く環境は時に厳しく、大きな変化の影響を受けることは過去にもありましたし、今後もありますが、ひとつひとつを正面に見据えてとるべき道を判断し、全ての組織がそれぞれのミッションに基づき、変化への対応に果敢にチャレンジしながら決断、実行していくことが極めて有効です。我々は、大きな変化を乗り越えてきた会社であることに誇りを持ち、新たな2016年の激動をぜひとも乗り切って、中期経営計画2017達成への道筋を見据えて楔を打ち込んでいただきたいと思います。

今年の干支、十干(じっかん)・十二支は「丙申(ひのえさる)」となります。十干・十二支はもともと樹木の成長に例えられ、「丙(ひのえ)」には、「形づくっていく」「明らかな成長が見えてくる」という意味があり、また、「申(さる)」には「果実が実る、固くなる」といった意味があるそうです。
従い、「丙申(ひのえさる)」の2016年は、当社が掲げている大きな目標 ”Challenge for Growth - 将来を見据えた挑戦” にまさにぴったりの年といえるのではないでしょうか。この2016年において、我々の成長の足跡を形あるものにして、将来の実りが見えるものにしていきましょう。

最後になりましたが、全ての役職員の皆さまの健康と活躍を祈念しまして、年頭の挨拶といたします。

 

以上

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