双日株式会社

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2015年 入社式 社長訓示

2015年4月1日

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<はじめに>
おはようございます。

社長の佐藤です。
本日、ここに75名の新入社員の皆さんを元気に迎えることができ、大変うれしく思っております。また、ひと足先に昨年入社し、12月には内定者研修を共にした海外大学採用の6名についても、各種研修を終え、皆さんと同様に、本日配属の辞令を受けることとなります。

双日グループ全役職員を代表して、81名の皆さんを心より歓迎いたします。

<世界の動向に敏感であること>
さて、皆さんは「世界に関わる仕事がしたい」と言う夢をもって、双日を選んで入社してきたことと思います。今まさに、世界を相手にビジネスを展開するステージに立ちました。そのことを是非誇りに思い、自らの夢の実現にむけてスタートを切っていただきたいと思います。

一方、世界と関わる仕事をするためには、社会の事象に目を向ける必要があります。これまでも皆さんは、自身の研究テーマや趣味等、「自分の興味や関心がある分野」ではその分野の情報に敏感になられていたものと思います。今後は、それらに加えて「双日という企業が目を向けている世界の動き」にも、興味を持ち、世界の政治、経済、文化、ありとあらゆる分野の出来事が、会社や自分たちの仕事にどんな影響を及ぼすのか、常に考える習慣をつけていただきたいと思います。

私が云う世界の動き、いわゆるグローバル化がもたらす具体的な事象について、いくつかの事例を申し上げます。

新興国における情報、物流のグローバル化、新興国の成長による労働力を含めた事業環境の整備は競争力のある製造コストを求める企業にとっては、大いに進出意欲をかきたてるものです。日本の企業もその例外ではありませんが、2011年当時の急激な円高は、日本の輸出産業にとって、競争力の観点で致命的な事象でありました。

かくして多くの日本企業が海外進出をすることになるわけですが、これは商社にとっては輸出商品の取り扱い減少というマイナス面がある一方で、現地での情報やサポートを必要とする日本企業を迎え入れ、総合的なサービスを提供するという新しいビジネスにつながっています。

新興国の経済成長は、当該国民の所得水準を引き上げると共に人的な交流を活発化させます。人の往来が増えるという事は、交通手段としての航空事業やそれを支える空港設備などの交通インフラ需要の拡大を予感させます。
また昨今の円安傾向がこの年末年始にみられた海外からの観光客の大幅な増加とそれに伴う「爆買い(ばくがい)」と呼ばれる大量購買を引き起こしたことは、記憶に新しいところでしょう。このようにグローバルな環境下でおこる様々な事象は、双日のあらゆる事業に影響を及ぼしているのです。

皆さんは、この後、間もなく辞令を受け取り、自身の配属先を知りますが、今、私が申し上げたことは、配属の部署がどこであろうとも同じです。
たとえ国内の不動産ビジネスであっても、中国をはじめとするアジア各国からの不動産投資がそのマーケットに大きな影響を与えているのです。どの部署で働こうとも、グローバルな競争環境に我々はいます。「世界の動向に敏感であること」は、双日の社員にとって、斯様にも重要であることを肝に銘じて下さい。

勿論、会社も若手社員の語学研修や早期海外派遣など海外との接点をもって貰うための施策をたくさん用意しています。皆さんも大いにその機会を活用し、自身を高める努力を継続頂きたいと思います。

<新入社員に期待すること>
そしてもう一つ、皆さんが双日の一員となるにあたって、大事なことを申し上げておきます。

それは「周囲からの信頼を得る」という事です。
私は、海外で働きたいという夢を持って商社に入りましたが、最初の配属先は、海外との接点が少ない名古屋の経理部でした。多くの上司や先輩、同僚の仲間たちにも恵まれましたが、業務を通じ周囲からの信頼を一つ一つ積み重ねることで、今日会社の経営を担う立場に立つことができたと考えています。

皆さんにとっては「どの部署で働くか」がいまの最大の関心事ということかもしれません。しかしながら、配属先がどこであろうとも、自らの業務に情熱を傾け、誠実に人と接し、周囲からの信頼を得ていくことで、新たな挑戦の機会を与えられていくものだと私は考えます。周囲からの信頼は、決して一朝一夕では得られません。どんな部署でも、自分らしさを忘れずに、実直に業務に取り組んで頂きたいと思います。

<締め>
最後に、双日の企業理念と行動指針について話をします。

昨年4月1日、双日株式会社は発足10周年を迎えました。2004年4月1日に、それぞれ100年以上の歴史ある商社、ニチメンと日商岩井が合併して双日が誕生して以来、全役職員が一丸となって「双日」を創りあげてきました。

そしてこれからは、ここに居る81名の新しい仲間も加え、100年続く会社にしていかなければなりません。双日グループ社員全員でこの目標に向かってまい進するべく、10周年を機に企業理念の一部を見直し、新たに5つの行動指針を定めました。

企業理念
「双日グループは、誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造します。」

スローガン
New way, New value

行動指針
1.    確かな信頼を築く。
2.    将来を見据え、創意工夫する。
3.    スピードを追求する。
4.    リスクを見極め、挑戦する。
5.    強固な意志でやり遂げる。

社員一人ひとりが、日々、この行動指針に沿って行動することで、これから100年続く会社の礎となる「双日らしさ」を作っていきます。お客様や取引先から、「双日 イコール 信頼できる会社」と言っていただけるような会社を作っていきます。

配属前の研修プログラムの中でも人事総務部から説明があると聞いていますが、今日から皆さんも双日グループの一員として、これらのことを理解し、実行に結び付けて頂きたいと思います。そのためにも、まずは先ほど申し上げた「世界に目を向け、その動向に敏感になる事」、「周囲からの信頼を得る事」を実行ください。

そして、行動指針に沿って様々な事業活動を行う事で、国や社会の産業発展に貢献して行く事が、我々の企業理念です。双日も、皆さんも、社会の一員であることを認識し、どの部署で働こうと、「社会に貢献する」という「高い志」を強く持ち続けてください。

皆さんが心身ともに健康で、周囲から信頼され、企業や社会に貢献出来る人材に成長されることを祈念して、私の歓迎のあいさつと致します。

改めて、入社おめでとう!


以上

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