双日株式会社

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2015年 年頭社長挨拶要旨

2015年1月5日
双日株式会社

当社ステークホルダーの皆さま、明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
さて、本朝、双日株式会社本社にて行われました、当社社長 佐藤洋二による双日グループ社員向け「2015年 年頭挨拶(要旨)」を下記の通りご報告します。


皆さん、新年明けましておめでとうございます。2015年がスタートしました。国内・海外で活躍されている双日グループの皆さんは、気持ちも新たに新年を迎えられたことと思います。

昨年を振り返ってみますと、インドのモディ首相、インドネシアのジョコ大統領など、アジアの大国で改革派といわれる新しいリーダーが誕生し、「アジアの時代」へのシフトアップを実感させられました。経済に目を向けますと、先進国・新興国ともに経済情勢は決して視界良好とは言えず、我が国においても円安・株高傾向は年間を通じて継続しましたが、民間投資、消費動向共に、期待された勢いを欠く展開となりました。

2015年は、米国経済が回復軌道に乗り、金融緩和から利上げへの出口戦略のさなかにあります。資源価格下落による成長鈍化とウクライナ問題は引き続いての懸念材料ではありますが、世界経済は米国を中心に、中国を除く一部新興国が牽引して、前年より伸びる予想となっています。BRICsに続く有望な新興国群を称してMINTすなわちメキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコの4つの国を指すと言われ始めています。これらに留まらず、天然資源に恵まれ、労働力人口が大幅に増加する国々の経済成長を取り込む動きが加速化すると考えられます。
一方、日本経済も、安倍政権の続投が決まり、デフレからの脱却と力強い成長を確実にするための具体策の実施が求められています。成長への切り札として期待されているのは、民間投資を喚起する成長戦略です。今年は、TPPやEPAに代表される貿易自由化や規制緩和が着実に推進されることを期待すると共に、ある意味での「政府支援」という追い風を受け、民間企業も経済再生に向けて本格的に取り組む一年と考えています。

さて、われわれ商社として、日本再生に向けて国内外を問わず、その責務を果たしていく一つとして、新たな輸出産業育成への取組があります。日本及び日本人が持っている価値を見直し、創造を通じて新たに取り組めるものに挑戦しようではありませんか。商社が持つ海外ネットワーク、市場開拓力を新たに結びつけることにより、この挑戦を実りあるものに出来ると思っています。また、将来を見据えた様々な資源の確保や物資の調達・供給など、国内のニーズに応える活動を継続することで、引続き活力ある日本の将来に貢献していきたいと考えています。

今年は、現在の中期経営計画「Change for Challenge」が3月末で区切りを迎え、4月より新たな中期経営計画がスタートする節目の年です。現在でも皆さんは、それぞれの部署で次期中期経営計画の柱となる成長戦略の議論を重ねている最中だと思います。事業領域の選択には、自分達の進むべきビジョンとしっかりとした戦略・軸が必要です。自らが接点を持つマーケットを大きく俯瞰し、旧来の発想にとらわれない柔軟な工夫をほどこしていかなければ、ビジネスの幅を広げ、新たな領域に挑戦していくことは出来ません。新たな価値を創造する為に、提供出来る機能は何か?不足しているものは何か?それらをどのような時間軸の中で埋めていくのか?を考え、早期に経営と共有しながら進めていけば、スピードは自ずと上がっていきます。

いつの時代においても先人たちは商社の原点とも言える「機能」を強化し、付加価値の創出に繋げることで、様々な景気浮沈の波を乗り越え、環境変化に適応してきたのです。是非とも新たな視点と発想で、将来に亘って引き継いでいける良質な資産は自分達で創る、という気概を持って進めて頂きたいと思います。繰り返しになりますが、また、云うまでもありませんが、それぞれの部署を取り巻く環境は、地域・商品・取引先のニーズ等によって異なります。また、求められる機能も異なってきます。これらのことを冷静に分析し、自身に合った事業・成長戦略の策定に心掛けて頂きたいと思います。

当社は昨年10周年を迎えました。10周年に当たって新たな企業理念、行動指針を策定しましたが、異なる歴史と文化をもつ会社が統合してから、様々な局面を乗り越え、次の成長に向けた基盤の構築が確実に出来つつあると実感を持っています。10年を超え、一つになった「双日」が、未年である2015年、「若々しく、未来に向かって、未知を究め、未踏の地を切り拓いていく」そんな年にしていきたいと強く思っています。

皆さんのこの一年間の健康と活躍を祈念しまして、新年の挨拶と致します。

 

以上

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