双日株式会社

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双日、サウジアラビアのIPP事業「リヤドPP11」についてサウジ電力会社と長期売電契約に調印

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2010年6月16日

双日株式会社、世界大手のガス・電力会社であるスエズグループ(Kahrabel GDF SUEZ Group)、サウジアラビアの大手財閥であるアル・ジョマイ(Al Jomaih Holding Company)のコンソーシアムは、サウジアラビアのIPP(独立系発電事業者)事業「リヤドPP11」について、6月15日(リヤド現地時間)にサウジ電力会社(Saudi Electricity Company)と20年間の長期売電契約に調印しました。

「リヤドPP11」は、サウジアラビアのリヤド市西125kmの地区に出力1720MWのガス焚きコンバインドサイクル(複合発電)発電所を建設するプロジェクトです。総事業費は約2000億円で、事業会社(本社:リヤド市、Dhuruma Electricity Company/双日15%、スエズ20%、アル・ジョマイ15%、サウジ電力会社50%)が、BOO(建設・所有・運営)方式で発電所の建設および運営・管理を行います。2010年6月に着工し、2013年5月に商業運転を開始する予定です。

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発電所のEPC(設計・調達・建設)は、韓国の現代重工業が担当します。また、発電設備の中核機器であるガスタービンは米ゼネラル・エレクトリック社製を採用します。ガスタービンと蒸気タービンによるコンバインドサイクル方式で、環境負荷が低く、燃焼効率に優れた発電を行います。サウジアラビアでは産業の発展とともに、電力需要が拡大していますが、環境への配慮から、ガス焚きコンバインドサイクル発電が注目されています。

双日は、長期安定収益が見込まれるIPP事業を重点分野と位置付けて、拡大・強化を図っています。「リヤドPP11」は双日にとって中東初のIPP事業への参画ですが、オマーンでもスエズグループと共同でIPP事業「バルカ3」「ソハール2」の事業権を取得し、売電契約締結に向け取り組んでいます。双日は、今後も中東の湾岸諸国や東南アジアなどを中心にIPP事業に注力していきます。

以上

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