双日株式会社

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双日、エジプト陸上鉱区で原油・ガス探鉱に成功

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2008年12月22日

双日株式会社は、米国アイピーアール社(本社:米国テキサス州、IPR:Improved Petroleum Recovery Inc.)と共同で生産を行っているエジプト北部アレキサンドリア(Alexandria)の西約80kmに位置するアラメイン(Alamein)・イド マ(Yidma)陸上石油鉱区(双日35%、IPR社65%を出資)において、本鉱区およびその近隣で未探鉱であった深層のジュラシック層に新たな原油・ ガス田を発見しました。

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【探鉱井(Zain-1X)より勢いよく噴出する炎】

同鉱区は、1960年代に開発された油田で、双日は2006年8月に同鉱区の35%の権益を取得しました。現在、日量約3500バレル(グロス)で 順調に生産を行いながら、同時に鉱区内部の新たな原油・ガス田の探鉱を行っていましたが、本年掘削した探鉱井(Zain-1x)により、ジュラシック層に 新たな油田を発見しました。Zain-1xにおいて本年11月に2回の生産テストを実施した結果、原油・コンデンセート日量約5300バレル、ガス日量約 1400万f3{合計原油換算日量約7600バレル(グロス)}の生産に成功しました。

上記の生産テストの結果{原油・コンデンセート(軽質油)・ガス生産レート}は、近年のエジプトにおける探鉱掘削において最大級 の数値となります。今後、構造解釈・埋蔵量評価を行い、開発・生産計画を策定した上で、2009年早々にも原油生産の開始を予定しております。また、同鉱 区内には同様な有望構造が複数確認されており、今回の探鉱成功により、今後の原油・ガス田探鉱の成功確率が飛躍的に高まる結果となっております。双日は同 鉱区の可能性を最大限に引き出すべく、パートナーであるアイピーアール社と共同で着実に開発を続けていきます。

双日は、長年にわたる経験と情報・ネットワークを生かし、事業として成功確度の高い既発見未開発鉱区への権益投資をエネルギー資 源投資の基本コンセプトに据え、着実に上流権益投資を展開してきております。市場環境が大きく変化する中、今後も、リスクリターンを十分見極め、時間軸 (短期と中長期)、商品、地域などポートフォリオの最適化を推進しながら優良資産の拡大を図っていきます。

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【アラメイン油田、イドマ油田周辺図】

以上

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