双日株式会社

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岡山県新見市で「電子印鑑システム」による統合文書管理システムの実証実験を開始

2003年6月20日

日商岩井株式会社は、シヤチハタ株式会社、株式会社ワコムなどと共同で電子印鑑コンソーシアムを組み「電子印鑑システム※1」の普及・販売活動を行っています。その一環として、昨年7月から今年の3月末まで岡山県新見市で出張命令書システムを使用した「電子印鑑システム」の実証実験※2を行いましたが、新たに6月から、同市庁内基幹システムのひとつである統合文書管理システムでの実証実験※3を開始することになりました。

※1電子印鑑システム
 電子印鑑は従来の印鑑と同じ形状をしていて、パソコンと接続したタブレット(捺印台)の上で押すと電子文書に印影を与えることができます。電子印鑑の中には固有のIDが搭載されており、IDと印影を管理するサーバー上で照合することによって個人の識別を行います。従来の印鑑と同じ操作で業務が進むので、導入と運用が極めて簡単なことが最大の特徴です。

※2出張命令書システムでの実証実験
 (期間:2002年7月22日~2003年3月31日迄実施)
実証実験の結果、『ID、パスワードを記憶する必要が無いので利用しやすい』、『現行の印鑑の決裁プロセスを継承しており、違和感の無い決裁が行えるため利用しやすい』といったメリットが報告され、庁内のBPR(Business Process Re-engineering:業務改革)への効果が立証されました。同時に、機能や形状などの面で、製品改善に有益な要望が報告されました。

※3統合文書管理システムでの実証実験
 (期間:2003年6月20日~2004年3月31日迄実施予定)
統合文書管理システムの実証実験では、同システムへのログインと承認の部分で電子印鑑を利用し、システムの汎用性およびセキュリティ機能の検証を行います。電子政府構想の中でも、統合文書管理システムは自治体の庁内業務の基幹をなすシステムであり、新見市ではこの度の実証実験を通じて、さらなる業務の効率化と住民サービスの向上を目指します。


以 上

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