挑戦×SPS移籍社員
村山 宏/双日プロフェッショナルシェア(SPS)
2022.07.15
2005年に中途で入社以降、14年間に渡って化学およびプラント関連の営業に携わってきましたが、人事部へ異動して社員のキャリア支援に携わるする中で、自身のキャリアプランについても真剣に考えるようになりました。
営業経験を通じて経営に関心を持ち、自己研鑽の一貫としてビジネススクールに通っていましたが、その過程で事業継承の問題に関心を持つようになり、これまでのキャリアを活かして中小企業支援など社会課題にも取り組んでいきたいと考え、自らも設立に携わった双日プロフェッショナルシェア(SPS)への移籍を決意しました。
SPSは、35歳~55歳までの双日社員の多様な働き方を支援するキャリアプラットフォームで、ジョブ型雇用を採用しています。社員が双日の仕事以外にもやりたいことがある場合、SPSへ移籍することによって両方を実現できる仕組みで、双日で週3日相当の業務を行い、残り2日は 起業や副業、介護・育児、家業、リカレント等、個人がやりたいことに使え、双日社内や双日のグループ会社での兼業も可能です。
私はSPSからの出向者として、双日本社の人事部で週3日、自動車本部で週1日勤務。残りの週1日は、個人事業主として地方にある旧知の企業のコンサルティング業務を行っています。双方、ジョブ型の契約ですので、評価次第で収入を増やすことも可能ですので、やりがいと充実感を感じて働いています。
実は、私の父も商社マンで、父に憧れて双日に入社しました。今後も双日の一員として仕事は続けながら、双日以外でも経験を活かし挑戦をしていける。そんなパラレルな活動ができるSPSは私にとって理想的なプラットフォームです。
SPSへの応募が35歳以上に限定されている理由は、入社後10年程度は双日パーソンとしての基礎をしっかりと築いてもらうためです。双日には起業家精神を大切にしてきた風土があり、藤本社長も「キャリアは自ら拓くもの」と仰っています。会社に頼るのではなく、一人ひとりが個性や志向を生かし、キャリアオーナーシップのマインドを持ってキャリア構築をしていく。その一人ひとりの力が、将来の双日の強みになるのではないでしょうか。
将来的には、この新しい働き方がグループ外の多くの企業からも共感や理解を得られると良いと思います。そして、あらゆる分野での労働力不足の解消や、働く人の価値観の多様性を受容することなど、さまざまな課題を昇華できる仕組みになることを願っています。
私自身が移籍して良かったことは、自分の双日での経験やスキルを外からの目線で客観的に理解でき、課題にも気づけたことですね。旧知の社長の片腕としてコンサルティング業務に携わる今は、社長に伴走してアドバイスをする立場。常に自分からアウトプットをし続けることの大変さを実感していますが、やりたいことが実現できているし、働き方を自分で決められるので、辛いこともストレスには感じません。
SPSがあったからこそ自分のやりたいことを実現し、その先のキャリアを自律的に考えることができたと思います。