多彩なキャリア×更なる挑戦
清水 卓哉/インフラ・ヘルスケア本部 電力インフラソリューション事業部 第三課
比嘉 昭子/主計部 グループ統轄課
2022.11.24
清水:新卒で自動車メーカーに入社し、輸出営業を担当していました。日本型経営を学べましたが、30歳頃を節目にもっと挑戦しようと双日へ。事業投資に関わり、経営に入り込んでいくような仕事が希望でした。
比嘉:私は国際税務の中でも移転価格税制という分野に特化した税務コンサルタントとしてキャリアをスタートしました。海外駐在も経験して仕事自体は楽しかったのですが、30代半ばを過ぎた頃、このまま限定された分野のみでキャリアを継続していくことに不安を感じ、幅を広げることに挑戦すべく転職を決意しました。
清水:転職前の商社のイメージは、深夜まで働いて飲み会も多く、先輩たちと一緒に頑張る体育会のイメージ。しかし実際には上下関係はフラットで、ミーティングでは全員が意見を言えるし、若手から発言することも多かった。私がいたメーカーとは違う文化で、かなり戸惑いました。慣れるまで3年くらいかかったかな(笑)。
清水:私は入社以降、投資の管理業務から始まり、その後はエネルギーのトレーディング、今は電力関係の投資ビジネスを手掛け、新しいフィールドでビジネスを創る面白さを味わっています。昨年は米国の省エネルギーサービス事業者であるマクルーア社(McClure Company)を買収し、大きな成長実感を得ました。しかし日本から投資だけをやっていると現場感覚が薄いので、それは商社に見合う規模感なのか、逆に小規模な投資になっていないかなどを判断するのは結構難しい。そこを上手く超えられたのは、現地の仲間が協力してくれたことと、本部長をはじめとして上司たちが「何かあったらすぐに相談に来い」とサポートしてくれたおかげです。
比嘉:私はロンドンに3年駐在しましたが、後半の2年はコロナ禍でした。ストレスがかかる状況の中で現地会社の組織再編を手がけることになり、本当に大変でした。でも駐在の良さは、ミニ本社のような連帯感を味わえること。東京の組織は大きすぎて隣の部署の業務をよく知らなかったりしますが、駐在員同士は密に会話ができ、チームワークが深まりました。業務を遂行することは大変でしたが、自分にとっては大きな成長経験になりました。
清水:私の今後の目標は、マクルーア社を現地会社と一体に大きく育てていくことです。私は投資業務にチャレンジしようと入社して、人のつながりの中で成長することができました。だから今後は、部下にもそんな実感を得てもらえる環境づくりをしたいです。
比嘉:私は人材育成に注力したいですね。商社というのは日本にしかないユニークな業態なので、海外ではその業態への認知度が低く、税務上問題になることがあります。そのため、同様の問題を抱える他商社と情報を共有したり協働して政府や国際機関へ意見を出す場があるのですが、そこで双日としての存在感を出せる人材を育てていきたいです。
清水:商社への転職はハードルが高いと思われがちですが、実際にはいろいろなバックグラウンドの人がいろいろなステージで入ってこられる環境です。教育制度も充実しているし、風土として「やってみなはれ精神」もあるし。あまり構えずに挑戦してほしいですね。
比嘉:確かに教育は充実していますよね。私自身も転職前には「商社への挑戦はハードルが高い」と感じていましたが、面接をしていただいた方々や一緒に働いてきた方々が寛容に受け入れてくれたお陰で、いまや双日は私にとって「仲間がいるところ」。非常に働きやすい会社なので、安心して来てほしいです。