双日、ベトナムで農業プラットフォームを展開するスタートアップ企業に出資 ～ ベトナム政府が目指すスマート化に貢献 ～

双日株式会社（以下「双日」）は、このたび、ベトナムのアグリテック・スタートアップ企業ライナン・ホールディングス社（RYNAN Holdings Joint Stock Company、以下「ライナン社」）による第三者割当増資を引き受け、同社に出資しました。

ライナン社は、農業分野における、IoT・AIサービスのソフトウェア開発から、ハードウェアのデバイスの製造まで、生産性向上や環境配慮のソリューションを提供しています。具体的には、スマホのアプリを通じた農資材調達や栽培管理、水管理などのシステムや、地球温暖化ガス排出を削減する営農指導などを提供し、ベトナム農業農村開発省と、主要作物である稲作のスマート農業化を推進中です。

また、スマート水メーター、漏水検知センサーなどのデバイスおよび水管理システムを提供し、水道公社最大手であるサイゴン水道公社やエビ養殖場の水質管理システムにも採用されています。
 

【スマート農業プラットフォーム構築のイメージ】

双日は、連結子会社であるベトナム肥料製造最大手ジャパン・ベトナム肥料会社を通じて、20年以上に渡り、同国の農業に関するノウハウを蓄積し、広範囲なネットワークを構築しています。また一昨年前には、ベトナムの上場企業である食料・アグリビジネス大手PAN社と戦略的業務提携を締結し、農業分野における各種事業開発を進めています。

今後、ライナン社への出資を通じ、双日の保有するベトナム内外のネットワークを活用することでプラットフォーム事業を拡充し、第４次産業革命（インダストリー4.0）に向けて、ベトナム政府が掲げる先端技術の優先活用分野のスマート化に貢献していきます。

以上

（ご参考）

ライナン社の概要