双日、ミャンマーの基幹変電設備整備事業(500/230kV)を受注
~ 電力事情を改善するインフラ整備に貢献 ~
2020年6月24日
双日株式会社
双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、ミャンマー連邦共和国(以下「ミャンマー」)の電力エネルギー省(Ministry of Electricity and Energy)より、基幹変電設備整備事業(以下「本事業」)を約150億円で受注しました。
本事業は、2015年に締結された円借款、「全国基幹送変電設備整備事業フェーズ2」におけるパッケージ1(変電所建設500/230kV)にあたり、同国最大の経済都市であるヤンゴン近郊のパヤジーとラインタヤの2か所における超高圧変電所設備の設計・調達・建設の一括請負契約となり、工期はおよそ30カ月を予定しています。
ミャンマー政府は2019年末に50%に達した電化率を、2025年に75%、2030年に100%にする目標を国家電化計画の中で掲げていて、また同国の経済成長に伴い、主に大都市における電力消費量が増加しています。一方で、電源構成の約6割を占める水力発電所のほとんどがミャンマー北東部を中心に立地しているため、最大需要地であるヤンゴンのある南部に安定的・効率的に電力を供給する送変電設備の整備は喫緊の課題です。
双日は、1918年にヤンゴン事務所を開設して以来、同国のインフラ・エネルギー整備事業に携わり、2019年11月には本事業と同じく円借款案件である「通信インフラ改善事業」※を受注しています。これらのインフラ整備事業を通じて、同国の持続的な経済発展に貢献します。
双日は、今後とも、電力事業における幅広い経験と実績を活用し、同国をはじめとするアジア諸国、および世界各国の電力事業への取り組みをさらに拡大していきます。
※:当社リリース2019年11月20日をご参照。
以上
(ご参考)

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