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双日、遠隔医療サービスを提供するヘルスケアスタートアップ企業に出資 ~ 5Gを活用する「医療×ICT/AI」への参画 ~

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2020年5月26日

双日株式会社

2020年5月26日

双日株式会社

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双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、ICT/AIを活用した遠隔医療システムを提供するスタートアップ企業テツユウ・ヘルスケア・ホールディングス(Tetsuyu Healthcare Holdings 本社:シンガポール、共同創業者、武藤 真祐(※1)、 Ng Li Lian (※2)、以下「THH社」)による第三者割当増資を引受け、出資しました。

同システムは、「日本の在宅医療のケアマネジメント」と「最先端のICT/AI画像診断技術」を組み合わせて開発され、シンガポールで提供が始まっています。医師・ 看護師、介護士と患者や家族との間でビデオ通話を介したオンライン診療を行い、患者の日常情報や医療記録をクラウド上で共有、AIによる皮膚症状画像の自動解析や治療プランの自動作成を行うことができます。糖尿病性皮膚疾患や褥瘡の治療を対象とし、日本での早期導入に向けても、東京大学の研究室や医療機関と実証実験中です。

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【ICT/AIを活用した在宅医療サービス】


双日は、保有するグローバルネットワークを活用し、日本のみならず、中国や東南アジア市場への展開を図ります。また、当社の成長戦略に沿って、今回の出資で獲得する遠隔医療分野のプラットフォームを通じて、プライマリーケア(※3)領域への進出、および、5Gを活用した「医療 x ICT/AI」へのビジネス機会の創出を目指します。

今後とも、双日は、高齢化社会や疾病構造の変化に伴う医療費の負担増大、医療従事者や病床の不足といった社会課題の解決に向けて、有望な技術やサービスを持ったスタートアップ企業との連携により新しい事業の創出をグローバルに進め、人々が健康かつ幸せで豊かな生活を実現するための一助として、ヘルスケアの発展に貢献していきます。

(※1)東京大学医学部卒業後に東京大学医学部附属病院、三井記念病院にて循環器内科に従事。2010年在宅医療を提供する祐ホームクリニックを設立。循環器専門医、米国医師資格試験合格、米国公認会計士、医学博士、インシアード大学エグゼクティブMBA、公衆衛生学修士(MPH)、医療法人社団鉄祐会理事長、東京医科歯科大学医学部臨床教授、日本医療政策機構理事。

(※2)17年間にわたり、大手銀行にて戦略、ビジネス、およびマーケティングの職務を歴任。会計と法律の学士号と、インシアード大学でエグゼクティブMBAを取得。

(※3)予防・治療やリハビリテーションまで、患者の抱える健康上の問題や疾病に対し、「かかりつけ医」などに代表される臨床医によって提供される、総合性や継続性、受診のしやすさを特徴とした地域医療で重要な役割を担うヘルスケアサービス。

以上

(ご参考)

THH社の概要

会社名 Tetsuyu Healthcare Holdings Pte. Ltd.
設立 2015年
所在地 60 Paya Lebar Road #05-44 Paya Lebar Square, Singapore 409051
共同創業者 武藤 真祐、Ng Li Lian
主な事業内容 医療分野システム開発

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