エナジープール、シュナイダーエレクトリック、双日、東京電力の 4社が日本で初の産業用デマンドレスポンスの実証事業を開始 政府主導の次世代エネルギー・社会システム実証事業に採択

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2013年11月22日
エナジープールデベロップモン社
シュナイダーエレクトリック株式会社
双日株式会社

エナジープールデベロップモン社(CEO兼創設者:オリビエ・ボー、所在地:フランス、以下“エナジープール”)シュナイダーエレクトリック株式会社(代表:セルジュ・ゴールデンベルグ、所在地:東京都港区)、双日株式会社(社長:佐藤 洋二、所在地:東京都千代田区)は東京電力管内にて、欧州で成功している産業用デマンドレスポンスの実証実験(以下“本事業”)を開始しました。双日が幹事法人、シュナイダーエレクトリックと東京電力が共同事業者、エナジープールがシュナイダーエレクトリックの委託受託者として本事業に取組みます。本事業は、一般社団法人新エネルギー導入促進協議会が公募していたデマンドレスポンスに関する「平成25年度次世代エネルギー・社会システム実証事業費補助金(次世代エネルギー・社会システム実証事業)の第三次公募」において採択されたものです。

【産業用デマンドレスポンスの特徴】

産業用デマンドレスポンス(以下“iDR”)の実証実験は日本で初の試みです。従来実証実験が行われてきたビル・家庭向けのデマンドレスポンスと比較して、iDRは以下の特徴があります。

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iDRは、産業系電力需要家の大きな電力需要抑制の可能性をアグリゲートして(束ねて)電力会社に提供する事によって、夏や冬のピーク電力需要対応、発電所の計画外停止の際の予備力、再生可能エネルギーにより生じる供給力の乱高下に対する調整力などの、電力会社の電力需給バランス管理を助け、産業系電力需要家に対しては、抑制した電力(ネガワット)に応じて報奨金を提供する事により、電力コストの削減に貢献します。

【本事業の内容】

本事業は、2015年3月末までを予定しており、欧州のiDRモデルを参考に、日本の電力システム・産業特徴に適したiDRモデルを設計、システム構築を行い、実際のデマンドレスポンス(電力需要抑制)を実施して、事業化に向けた実現性・成立性を検証します。構築するデマンドレスポンスの規模は、20万人以上の家庭における総消費電力に相当する5万kWの予定です。本事業の結果を踏まえ、産業向けのデマンドレスポンスに必要な電力システム改革における制度変更や実施要領の提言を行います。

【各社の役割】

本事業において、各社は以下の役割を果たします。

エナジープール 欧州最大のDRアグリゲーターとしてのiDRモデルの経験・ノウハウ・技術を日本用にカスタマイズして提供/ネットワークオペレーションセンター(NOC)のセットアップ/プロジェクト運用全般
シュナイダーエレクトリック 産業用プロセスの監修と自動化支援における経験と技術を提供/シュナイダーエレクトリック社内に本事業のNOCを設置
双日 幹事法人/各関係機関との調整/産業需要家との関係/日本での事業開発のノウハウ
東京電力 DRの活用・評価

【本事業の背景】

日本では東日本大震災以降、大規模集中型のエネルギーシステムの脆弱性が明らかになり、さらには再生可能エネルギーの大幅拡大に伴う出力変動をシステム全体で吸収する事の必要性も高まってきています。これを契機として、家庭・ビルなどのエネルギーマネジメントシステム、更には供給側の状況に応じて需要を変化させるデマンドレスポンスといった、エネルギーマネジメントはエネルギー政策上、特に重要となっています。

エナジープール、シュナイダーエレクトリック、双日は、東京電力とともに日本の将来のより良いエネルギー社会に貢献していきます。

参考資料1

【産業用デマンドレスポンスのイメージ】

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(注)ネガワットとは: 需要家が削減した電力について、同量を発電したとみなし、電力会社が買取る事。

【実証事業公募の背景】

経済産業省ならびに新エネルギー導入促進協議会では、大幅な省エネ・節電や再生可能エネルギーのより効率的な利用の実現に向けた全国的な取り組みとして「次世代エネルギー・社会システム実証事業」を共同展開しています。地域単位でエネルギー管理を行う分散型エネルギーシステム(スマートコミュニティ)を開発し、新しいサービスの提供や柔軟な電気料金メニューの導入等により、この実証事業の目標は実現されます。この「次世代エネルギー・社会システム実証事業」においてはスマートコミュニティの構築をめざし、スマートコミュニティの実現のためエネルギー使用の見える化や家電・給湯機等の制御、電力課金制度やポイント制によるDRなど様々な項目について多くの実証実験を実施されています。

参考資料2

【各社概要】

【双日について】

双日は、国内外で再生可能エネルギー発電事業や化石燃料による発電事業(合計持分発電容量777MW)を進めております。
東日本大震災以降、需要側における電力消費抑制の必要性が高まっており、また2016年を予定する小売りの全面自由化までに、需要家が抑制する電力(ネガワット)を取引する環境が整備される見通しであるため、ネガワット事業を拡大していく事を目指しております。

【シュナイダーエレクトリックについて】

フランスのシュナイダーエレクトリックは、世界におけるエネルギーマネジメントのスペシャリストとして100カ国以上で、公共事業、インフラ、産業・機械製造、住居以外のビルディング、データセンター、ネットワーク、さらには住宅用アプリケーションまで、多様なマーケットを網羅した統合ソリューションを提供しています。安全で信頼性が高く、効率的で生産的かつ環境に配慮したエネルギーマネジメントの提供を通じて、“エネルギーを最大限に活用する”ことに貢献しています。シュナイダーエレクトリックはグループ全体で14万人以上の従業員を擁し、2012年度の年間売上は240億ユーロ(約3.1兆円)にのぼっています。

【エネジープールについて】

エナジープールは、欧州におけるデマンドレスポンスのリーダーで、総容量は、1200 MW にのぼります。エナジープールは、豊富な産業界での知識および経験により、信頼性の高いデマンドレスポンスを提供しています。 本社およびネットワークオペレーションセンターは、フランスのシャンベリーにあり、24 時間365日、需要家の設備を監視・制御しています。

以上

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