オマーンIPP(独立系発電事業)「ソハール2」「バルカ3」の商業運転開始
~合計発電容量1,488MWを供給~
2013年4月15日
双日株式会社
双日株式会社が、オマーンにおいて、世界大手のガス・電力会社であるスエズグループ(GDF SUEZ Group)、オマーンの大手財閥スヘイル・バウワングループ、オマーン年金ファンド、四国電力と共同で進めてきた同国最大のIPP(独立系発電事業)「ソハール2」「バルカ3」がこのたび完工し、それぞれ4月3日と4月4日(現地時間)に商業運転を開始しました。日本企業がオマーンでIPPプロジェクトに参画するのは初めてのことです。
「ソハール2」および「バルカ3」は各々出力744MWのガス焚きコンバインドサイクル(複合発電)発電所で、オマーンの首都マスカットの北西240kmに位置するソハール地区および北西75kmに位置するバルカ地区に立地、オマーン電力・水調達会社との間で締結した15年間の長期売電契約に基づき電力を卸販売します。
オマーンでは経済成長に伴って急速に電力需要が拡大しています。従来のオマーン国内の総発電容量は約4,500MWでしたが、「ソハール2」と「バルカ3」が稼働したことで合計発電容量1,488MWが上乗せされ、同国総発電容量の約25%をまかなうことになります。
【バルカ3】
双日は長期安定収益が見込まれるIPP事業を重点分野と位置付けて拡大・強化を図っており、中東では、すでに商業運転を開始しているサウジアラビア「リヤドPP11」(出力1,729MW、出資比率15%)に続くIPP事業となります。今後も中東の湾岸諸国や東南アジアなどを中心にIPP事業に積極的に取り組んでいきます。
以上