双日株式会社

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2013年年頭社長挨拶要旨

2013年1月4日
双日株式会社

当社ステークホルダーの皆さま、明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
さて、本朝、双日株式会社本社にて行われました、当社社長 佐藤洋二による双日グループ社員向け「2013年 年頭挨拶(要旨)」を下記の通りご報告します。

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
2013年がスタートしました。国内・海外で活躍されている双日グループの皆さんは、気持ちも新たに新年を迎えられたことと思います。

昨年は、日本をはじめ、多くの国でトップを決める選挙や、政権交代が行われた年でした。今年は新たなリーダーが本格的な国家運営の舵取りをスタートさせる年となり、政権運営にも落ち着きが見えてくると思われます。

世界経済は、米国において財政の崖が両院でギリギリ合意に達した他、失業率や住宅分野などで改善が見られ、欧州でも金融不安解消に向けての動きが、少しずつですが着実に進みつつあります。中国についても、生産や消費が回復傾向を見せており、依然、不確実性が残るものの、全般的には緩やかな回復基調にあると言えます。

こうした中、日本の経済環境に目を向けますと、昨年末の安倍内閣の誕生直前から、株価の上昇や円安傾向が顕著に見られますが、少子高齢化や国内需要の減退という新たな試練を未だ抱えている日本企業の経営環境は、将来に向けて大きな岐路に立っていると言えます。
現在、世界の目はアジアに向いており、注目度は従来以上に増しています。
TPPやRCEPなど、成長が見込めるアジアでの新しいルール作りに日本が参加し、各国とWin-Winの関係を構築していけるかどうかは、岐路に立つ日本経済にとって重要な意味を持ちます。
また、もう一つ注目していくべき地域として、シェールガス・オイルの開発を起爆剤に、改めて成長する市場として復活する可能性がある米国にも目を向けておかなければなりません。
日本企業には高度な技術力があり、日々改善に向けての努力を惜しまない文化、約束・契約を守るという信頼があります。これまで培ってきた、これらの価値をベースに、新たな価値を創生していくことが、日本経済再生には必要不可欠です。

我々、総合商社においては、これまでは日本のために多様な資源・物資を調達・供給し、産業構造の一角を形成するという主たる役割がありました。

この使命は引き続き重要ではありますが、同時に、海外での事業展開において、新たなフィールドに挑戦する精神と、それぞれの国の人々の協力のもと事業が展開できているという謙虚さを忘れずに、新たな機能・価値の創造に取り組んでいくべきだと思います。
特に、成長が見込める新興国において、当該国のニーズを的確に捉え、時間軸を決めて取り組むことが、より重要となっていることを強く認識して下さい。

これらの環境下、当社がどのように成長し、中期経営計画を達成していくのかという中で、今年は極めて大事な年となります。

まずは、中計初年度となる2012年度の結果を示すことです。3ヵ年の中期経営計画をやり切り、皆がより多くのことに挑戦出来る会社になるための最初の関門だと認識し、残り3ヶ月間計画達成のために全力を尽くして下さい。

成長領域については、中期経営計画で作り上げた期初の集中事業領域を確実に実行に移していくことが重要であることはもちろんのこと、刻々と変化する事業環境を的確にとらえ、当社の強み、顧客基盤、将来の成長領域を迅速に判断しながら事業ポートフォリオを機動的に入れ替えていくことこそが商社の生き残る道であると考えます。

資産の入替を躊躇してはいけません。当社の資産構成を10年、20年前に遡ってみれば、果たして現在も存在する資産はいくらあるでしょうか?ほとんどが入れ替わっているのではないでしょうか。

資産の性質を鑑み、事業投資資産についてはリスクリターン・将来の成長性を軸に入れ替えを進め、商流をベースとする営業資産についてはサプライヤーや製造者と共に需要家のニーズを取り込み、より付加価値と収益性の高いものを追求していくことが求められています。

例え現在収益を稼ぐ事業であっても、より効率的な収益モデルが築けるのであれば、積極的に入れ替えて、資産の質を向上させる取組を常時行っていかなければなりません。

人材育成も重要です。商社の収益モデルが事業経営に広がっている中で、求められる人材も変化しています。その為に、若手経営人材プログラムの導入、部長研修の全社展開、若手社員の早期海外派遣等 昨年より様々な手立てを実行していますが、今年も同様の施策を継続していきます。

これら現在・将来に向けて獲得する資産に対応出来る人材を多く輩出することが「ヒト」を資本とする商社にとっての成長の糧となることを認識し、現場レベルでの教育・育成にも努めていって下さい。

最後に、今年の干支は「巳」年です。
12ある干支にはそれぞれ由来があるといわれていますが、今年の「巳」には、「探究心と情熱」という特徴が込められているとのことです。 

双日グループも「中期経営計画、Change for Challenge」を着実に実行しながら、次への飛躍を目指す「探究心と情熱」をもって進んでいく。そんな年にしていきたいと思います。

皆さんのこの一年間の健康と活躍を祈念しまして、新年の挨拶と致します。

 

以上

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