双日・宇部マテリアルズ、中国にて石灰事業に参画

~良質石灰石資源を確保し、需要が急拡大するアジア市場でトップシェアを目指す~

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2011年8月17日
双日株式会社
宇部マテリアルズ株式会社

双日株式会社と、石灰関連製品の国内トップメーカー宇部マテリアルズ株式会社は、上海より西へ約500kmの中国安徽省池州市青陽県にある石灰製造会社 青陽海億鉱業化工有限公司(以下、青陽海億)に出資し、中国における石灰石資源の確保をするとともに、石灰製造事業に参画します。

両社は、青陽海億社の親会社である香港順遠投資有限公司と共同で新規に持株会社サンライムリミテッド(Sunlime ltd.)を設立し、2社合計の出資比率を51%(双日43.77%、宇部マテリアルズ7.23%)とします。出資額は合計で850万ドル(日本円約7億円)です。

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【青陽海億石灰製造工場・石灰鉱山画像】

石灰は石灰石を焼成して製造され、製鉄・製紙パルプ・石油化学・肥料・建築資材などの産業や、水質改善・土壌改良・排ガス処理などの環境対策としても広く使用されている素材です。青陽海億社が保有する石灰石資源は、酸化カルシウムの含有量が高く不純物が少ないため、高品位な石灰製品の生産が可能です。現在、青陽海億社が生産する石灰製品は、主に鉄鋼や製紙向けに販売されていますが、双日と宇部マテリアルズは、産業の成長が著しい中国において需要が急拡大している排ガス処理や土壌改良などの環境用途にも販売を拡大します。

石灰製品の世界需要は、2009年で約3億トン、およそ、2兆円を超える市場規模と見込んでおり、その内、約2億トンが中国の需要です。中国では、経済の発展とともに、石灰製品の市場が年率約10%で拡大しています。同時に、インド・アセアンなど他新興国でも需要が拡大しており、2016年の世界需要は2009年比で倍増の6億トンに達するとみています。

双日と宇部マテリアルズは、同工場で生産した石灰製品を主に、中国国内の工業地域で販売し、一部製品については韓国、台湾などへの輸出も行います。青陽海億社は、今後3年以内に現在の年間12万トンから年間30万トンへ生産を拡大する計画で、その後、5~10年以内には70万トンまでの拡張を進める考えです。両社は、さらに、アジア地域への事業拡大の検討を進めており、インドや東南アジアなどでも生産拠点を拡大し、最終的に、アジア地域におけるトップシェアを目指します。

以上

参考資料

出資スキーム

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企業概要

企業名 青陽海億鉱業化工有限公司
SUNLAND(QINGYANG) MINING AND CHEMICAL INDUSTRY CO.,LTD.
本社 中華人民共和国安徽省青陽県酉華郷楽園村
設立 2006年6月
従業員 60名
内容 石灰石の採掘・販売、石灰製品の生産・販売

工場周辺図

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