双日、豪州レイク・バーモント炭鉱を拡張
~優良原料炭権益の供給能力を倍増へ~
2010年12月24日
双日株式会社は、子会社の双日コール・リソーシーズ社(Sojitz Coal Resources Pty Ltd)を通じて10%の権益を保有している豪州クィーンズランド州レイク・バーモント炭鉱(Lake Vermont)に関して、パートナーである丸紅株式会社、豪州・ジェリンバ・グループ社(Jellinbah Group Pty Ltd)、および、米国・AMCI社(American Metals & Coal International, Inc)と、供給能力を拡張させることで合意しました。
今回の拡張では、2011年上旬から選炭プラント増設や土木工事等のために総額約2億豪州ドルが投じられ、年間供給能力は現在の400万トンから、2014年以降800万トンまで倍増します。これにより、双日の持分権益全体も、年間約700万トンから740万トンまで拡張することとなります。また、本炭鉱は豊富な高品位原料炭を埋蔵しており、拡張後も20年以上の操業が可能です。
双日は、中期経営計画Shine2011において、優良資産の積み上げを進めており、今回のレイク・バーモント炭鉱の生産能力の拡張もその一環です。双日は、今後も、石炭事業において優良権益の拡充を進め、日本を含めた世界の需要家への安定供給体制の構築に向け積極的に取り組んでいきます。
以上
レイク・バーモント炭鉱概要
(1)炭鉱位置 | 豪州クイーンズランド州 積出港のDBCT港へは235km、アボット・ポイント(Abbot Point)港へは407km、グラッドストーン(Gladstone)港へは475km |
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(2)埋蔵量 | 可採埋蔵量約1億8400万トン* |
(3)生産開始 | 2009年2月 |
(4)生産方法 | 露天掘り |
(5)年間生産量 | 現状: 年産400万トン 拡張後: 2013年 年産600万トン 2014年以降 年産800万トン |
(6)マーケット | 日本・ブラジル・中国・インド・韓国等 |
(7)権益比率 | 双日 10%、 ジェリンバ・グループ社70% 丸紅 10%(間接と合わせて33.33%) AMCI社 10% |
* 現在操業中の鉱区内のみの埋蔵量。更に、レイクバーモントジョイントベンチャーとして別途保有する隣接鉱区においても約5400万トンの可採埋蔵量が計上されている。