双日株式会社

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双日、三菱日立製鉄機械、日立製作所がインド タタ・スチール社向けに冷延設備改造を受注

~成長著しいインド市場向けに製鉄設備の拡販をめざす~

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2010年10月14日
双日株式会社
三菱日立製鉄機械株式会社
株式会社日立製作所

双日株式会社(本社:東京都港区、社長:加瀬 豊)、三菱日立製鉄機械株式会社(本社:東京都港区、社長:山崎 育邦)、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長:中西 宏明)は共同で、インド共和国(以下、インド)最大の財閥であるタタ・グループの中核企業で、同国の鉄鋼会社で民間最大手であるタタ・スチール社(Tata Steel Ltd. 本社:ムンバイ)より連続酸洗タンデム冷間圧延機(以下、PL-TCM:Pickling Line - Tandem Cold Mill)*1の設備改造を受注しました。本プロジェクトは、双日本社にてタタ・スチール社のネルルカール社長出席の下、プロジェクトのキックオフを行っており、2013年に完工予定です。

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【ジャムシェドプール周辺図】

今回受注した設備改造は、1998年に旧日商岩井株式会社(現双日)、三菱重工業株式会社、日立製作所が受注し、2000年に稼動したPL-TCMの生産規模を130万トンから204万トンに拡張するもので、自動車用高級鋼板向けの圧延にも新たに対応が可能となり、タタ・スチール社および新日本製鉄株式会社の合弁事業である連続焼鈍設備(CAPL:Continuous Annealing and Processing Line)への母材供給を行う予定です。PL-TCMは、高張力鋼板*2に対応可能な設備であり、双日の総合力、三菱日立製鉄機械が持つ世界最先端の酸洗・圧延技術、日立製作所の信頼性の高い圧延電機制御技術、および前回の納入実績が高く評価され、今回の受注に至ったものです。

タタ・スチールグループは、2007年4月に英蘭鉄鋼会社のコーラス(Corus)社を買収し、世界で10番目の鉄鋼生産量、81,000人以上の従業員、売上(2009年度)228億ドル (約2兆円)の事業規模の会社です。世界的な鉄鋼需要の拡大とインド経済の発展に伴う鉄鋼需要の伸長に対応すべく、主要な製鉄所であるジャハルカンド(Jharkhand)州のジャムシェドプール(Jamshedpur)製鉄所の粗鋼生産規模を2011年末に1,000万トンに拡張するほか、オリッサ州では新規に高炉一貫製鉄所(600万トン)を建設予定です。

インドは、ここ数年GDP成長率が約7%と高い経済成長を遂げ、急速なインフラ整備と旺盛な自動車用高級鋼板の需要など中長期の成長・発展が見込まれていることから、国内・海外鉄鋼各社による多数の新規プロジェクトが計画されています。双日、三菱日立製鉄機械、日立製作所は、今回の受注を始め、拡大するインド市場において他の製鉄プラントの受注もめざしていきます。

*1 連続酸洗タンデム冷間圧延機:板材を圧延する設備で酸洗設備と圧延設備を連続化することで高い生産性と高品質を実現する
*2 高張力鋼板:ハイ・テンション・スチールとも呼ばれる強度の高い鋼板

参考

タタ・スチール社 概要

設立 1907年8月26日
操業開始 1911年12月2日 初出銑
本社所在地 インド マハラシュトラ州 ムンバイ
製鉄所所在地 インド ジャハルカンド州 ジャムシェドプール
資本金 620.3億ルピー (約1,180億円)
株主 タタ・グループ(31.25%)
ボンベイ株式市場上場
会長 ラタン・タタ (Ratan N. Tata)
社長 ネルルカール(H.M. Nerurkar)

 以上

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