双日株式会社

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双日、米国テキサス州にて「タイトサンドガス、シェールガス」の開発を加速

~水平掘削、深層部開発を実行し、非在来型ガスの生産規模を拡大~

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2010年6月16日

双日株式会社は、米国テキサス州において、石油・ガス上流開発会社であり事業オペレーターである双日エナジーベンチャー社(本社:米国デラウェア州、Sojitz Energy Venture, Inc. 双日100%出資)を通じ、現在、日量900万立方フィート(原油換算約1500バレル)のタイトサンドガスを生産しているテキサス州北東部カーセージ陸上ガス鉱区において、水平掘削を開始、生産規模を倍増します。

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【水平掘削・フラクチャリング(水圧破砕)のイメージ図、
出典:Canadian Society for Unconventional Gas】

カーセージ陸上ガス鉱区は、これまで垂直掘削によるガス開発を進めてきましたが、水平掘削を行うことで、開発井1本あたりの生産規模を拡大し、生産効率を上げ合理化を図ります。既に、2010年5月に第一号井水平掘削を開始しており、本年8月にも、日量600万立方フィートの追加生産が期待され、合計生産量は日量1500万立方フィート(原油換算約2500バレル)となります。

カーセージ陸上ガス鉱区は、双日が2007年7月に取得した非在来型のタイトサンドガス開発鉱区であり、埋蔵量は900億立方フィート(原油換算約1500万バレル)超が見込まれています。さらに、本タイトサンドガス層に加え、同鉱区内の深層部に、広くシェールガス層が存在する事を確認しています。現在、評価井掘削にてその広がりを確認中ですが、フローテストにて良好な生産性が確認されており、将来的にこの深層部のシェールガス層でも水平掘削を行い、ガス生産を日量2000万立方フィート(原油換算約3300バレル)まで倍増させる予定です。

双日は、本鉱区のタイトサンドガスおよびシェールガスの開発において、本年度30億円の投資計画を予定しており、今後も開発を進めてまいります。

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【米国テキサス州鉱区立地図】

以上

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