双日、プエルトリコで現代自動車の輸入・販売を開始
〜中南米地域での自動車事業拡大〜
2009年4月3日
双日株式会社は、2009年4月からプエルトリコで現代自動車の輸入・販売を開始します。双日は、三菱自動車工業株式会社の子会社であるミツビシ・モーター・セールス・オブ・カリビアン社(本社:プエルトリコサンフアン市、Mitsubishi Motor Sales of Caribbean, Inc.)から営業権や従業員などを含めた現代自動車の販売事業を買収しました。双日は100%子会社のソウジツ・デ・プエルトリコ社(本社:プエルトリコサンフアン市、Sojitz de Puerto Rico Corporation)を通じて、プエルトリコで現代自動車の販売拡大を目指します。
ソウジツ・デ・プエルトリコ社は、プエルトリコにおける主力商品である現代自動車の「ブリオ(Brio)」「エラントラ(Elantra)」「サンタフェ(Santa Fe)」に加えて、今後、新モデルを投入していきます。プエルトリコでは小回りの効く小型セダンや、小型SUVの人気が高く、日本車のシェアが高いマーケットですが、現代自動車の価格競争力を武器にブランド戦略を進めていきます。また、完成車の輸入・販売に加えて、アフターサービスの部品供給を強化し、ディーラー網を充実させていきます。
プエルトリコにおける、現代自動車の販売実績は、2008年に約2500台でしたが、ソウジツ・デ・プエルトリコ社では、5年後に年間約1万台の販売で10%のシェアを目指します。
中南米の自動車市場は約600万台で、今後も需要が拡大していくとみています。その中で双日はベネズエラ、アルゼンチン、チリ、ペルー等で現代自動車の輸入・販売に携わっており、各国でトップクラスの販売シェアを誇っています。双日は、中南米を自動車事業の重点地域と位置付けており、中南米で積み重ねてきたネットワークやノウハウを活用し、自動車事業の拡大に取り組んでいきます。
Sojitz de Puerto Rico Corporation 会社概要
代表者 | ビクトール キンテロ |
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設 立 | 2008年9月 |
事業開始 | 2009年4月 |
資本金 | 700万ドル |
出資比率 | 双日100% |
以上