双日、西オーストラリア・アルミナ精錬事業拡張を決定
重点分野の金属資源に積極投資
2008年5月1日
双日株式会社と伊藤忠商事株式会社は、大手鉱物資源会社であるBHPビリトン社 (豪・英)と共同で運営する西オーストラリア州ワースレー・アルミナJV(Worsley Alumina Joint Venture)において、アルミナ精製能力増強の為の投資を実行することを決定しました。投資総額はワースレーJV全体で約1,780億円にて、そのうち両社投資額は249億円(うち、
さらに、今回の精製能力拡張工事とは別に、アルミナの精製原料(ボーキサイト)の供給先であるワースレー・アルミナJV保有のボーキサイト鉱山において約420億円を投じ、新鉱区の開発、および、それに伴うボーキサイト輸送能力の増強を行ないます。 これにより、今回の事業拡張の投資総額の合計は約2,200億円となり、そのうち両社投資額は308億円 (うち、双日:198億円、伊藤忠商事:110億円)となる見込みです。
1984年から生産を開始しているワースレー・アルミナJV(現権益比率:BHPビリトン社86%、双日9%、伊藤忠商事5%) は、西オーストラリア州都・パースの南東約150kmに位置するワースレー地区で、ボーキサイト採掘・アルミナ精製を一貫で行なうプロジェクトです。本プ ロジェクトは、その一貫プロセスにより生産コストを抑え、世界有数の価格競争力を持つといわれる優良資源案件です。出資者は権益比率に応じて生産品である アルミナの引き取りを行なう為、拡張完了後、双日のアルミナの年間引取数量は41万4000トン、伊藤忠商事は23万トンとなります。
アルミニウムの需要は国際的に堅調に推移しており、その製錬原料であるアルミナの需要も今後益々拡大すると見込まれております。双日と伊藤忠商事は、優良な資源案件であるワースレー・アルミナJVの能力拡張を通じ、アルミナの需要拡大に応えて参ります。
図:ワースレー・アルミナJV事業位置
写真:ワースレー・アルミナ精製工場
以上