双日株式会社

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双日、メキシコ湾深海油田権益を取得

浅海・深海および陸上の3地域に在来型ガス・非在来型ガス・原油3種類の資産の保有

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2007年11月5日

双日株式会社は、双日ジーオーエム・ディープウォーター社(本社:米国デラウェア州、Sojitz GOM Deepwater, Inc. 双日100%出資)を通じ、エナジー・リソーシズ・テクノロジー・ジーオーエム社(本社:米国テキサス州、Energy Resources Technology GOM, Inc.)が保有する米国メキシコ湾の深海油田(フェニックス油田)の権益30%を約46億円で取得致しました。今後さらに約125億円を投じてフェニッ クス油田の再開発および増産を行います。

フェニックス油田は、米国・シェブロン社(Chevron Corporation)などによって2001年に石油・ガスの生産が開始されましたが、2005年に襲来したハリケーン・リタによりテンションレグ型石 油生産設備(Tension Leg Platform)が転覆し、生産を中断していました。その後、2006年にエナジー・リソーシズ・テクノロジー・ジーオーエム社がシェブロン社などから すべての権益を買収し、浮遊式石油生産設備(Floating Production Unit)を使用した再開発を計画。2008年9月以降に既存の坑井からの生産を再開し、さらに未開発坑井の掘削により増産を図る予定です。ピーク時生産 量は約29000バレル/日(双日持ち分換算約8700バレル/日)で、生産された石油とガスはパイプラインを通じて全量アメリカ国内市場に供給されま す。

双日が米国に保有する石油・ガス権益は、「メキシコ湾浅海域(200メートル以下)の在来型ガス権益」、「テキサス州陸上の非在来型タイ ト・ガス権益」、そして今回の「メキシコ湾深海域(500~800メートル)の石油権益」が加わり、「浅海・深海と陸上」および「石油と在来型・非在来型 ガス」とエネルギー資産ポートフォリオ上、非常にバランスの取れた構成となります。

双日は、エネルギー上流分野における原油・ガス田生産・開発事業をコア事業としており、中期経営計画「New Stage 2008」では、石油・ガス・LNG事業分野で約700億円の新規投融資を計画し、着実に持ち分生産量の拡大と収益の増強を推進しています。英国領北海、 米国メキシコ湾、カタール、ガボン、エジプト、ブラジルなど地域バランスが取れた既存の権益に加え、引き続き独自のノウハウとネットワークを生かした投融 資を推進し、リスク分散を図りつつ権益を取得することによって4万バレル/日への積み上げを目指します。

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以上

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