双日、ヒュンダイ・モーター・アルゼンチン社に出資
中南米地域における自動車事業拡大へ
2007年7月9日
双日株式会社は、アルゼンチンで現代自動車の輸入・販売を行うヒュンダイ・モーター・アルゼンチン社(本社:ブエノスアイレス市、Hyundai Motor Argentina, S.A.)の株式を34%取得し、アルゼンチンにおける現代自動車の輸入・販売事業に参画いたします。双日の出資金額は300万ドル(約3億6千万円) で、役員を派遣して、商品の選定や発注、販売網の構築など、これまでに培ってきた自動車ビジネスのノウハウを生かすことにより、アルゼンチンにおける現代 自動車の販売拡大を行い、中南米地域における自動車事業の拡大を図ります。
ヒュンダイ・モーター・アルゼンチン社はブエノスアイレス市を中心に、アルゼンチン国内で29拠点のディーラー網を構築しています。アト ス(Atos)、アクセント(Accent)、ソナタ(Sonata)などの乗用車、サンタフェ(Santa Fe)などのSUVに加えてトラックなど12車種を取り扱っており、2006年の年間販売台数は約1,000台でした。今後は、双日が現代自動車からヒュ ンダイ・モーター・アルゼンチン社に完成車の供給を行うとともに、国内販売でも、ディーラーイメージの統一による現代自動車ブランドの構築、販促キャン ペーンの実施、ディーラーの適正配置など、マーケティングを強化することにより、2010年には、年間約4,000台の販売を目指します。
アルゼンチンの自動車販売台数は年間約50万台で、中南米地域においてブラジルやメキシコに次ぐ大きな市場となっています。双日はベネズ エラ、コロンビア、チリ、ペルーで現代自動車の輸入・販売に携わっています。現代自動車は、いずれの国でもトップクラスの販売シェアを誇っており、 2006年の双日の年間取扱台数は、合計で約26,000台になります。
双日が92%出資するベネズエラのエムエムシー・アウトモトリス社(本社:バルセロナ市、MMC Automotriz, S.A.)では、現代自動車の完成車を輸入するだけでなく、現地での組立を行っています。今後はメルコスール加盟国であるベネズエラとアルゼンチンとの補 完取引も視野に入れながら、中南米地域における自動車バリューチェーンの確立とさらなる事業拡大を目指します。
以上