双日株式会社

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双日グループ、韓国・現代自動車グループと共同で米国向け二階建て鉄道車両340億円で受注

北米市場で新型の鉄道車両を連続受注

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2006年8月11日

双日株式会社の米国法人である双日米国会社は、韓国・現代自動車グループ傘下の鉄道車両メーカーであるロテム社(本社:ソウル市、ROTEM Company)と共同で、南カリフォルニア郊外鉄道会社(Southern California Regional Rail Authority、通称「メトロリンク」)より、新型の二階建て鉄道車両(客車)161両を総額340億円で受注致しました。

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受注した客車のイメージ図

メトロリンクは、ロサンゼルス市を中心に、周辺のオレンジ郡、リバーサイド郡、サンベルナディノ郡、ベンチュラ郡を接続する郊外鉄道を運営する公共 事業体です。総路線長は約800キロで、7路線・53駅を運営しています。メトロリンクは、昨今のロサンゼルス周辺地域の急激な人口増加に伴い、輸送能力 不足が深刻化しており、鉄道車両の大型調達に踏み切りました。

米国での通勤は大きく二つに分けられ、都心の住民は地下鉄やバスなどのラッシュを体験しています。一方、郊外の住民は自動車通勤、もしく は、自宅最寄駅までは自家用車で向かい、最寄駅から都心部までは電車などの公共機関で通勤する“パークアンドライド”が環境問題からも広く普及し始めてい ます。ロサンゼルズ市を中心とする地域は急激な人口増加に悩まされており、公共交通機関の増強が種々計画されています。メトロリンクでも輸送能力を向上さ せるため、シアトル市などの別の交通機関から二階建て客車を借用するなどの暫定措置を取っていますが、それでも車両が足りず、今回の大型購入に至りまし た。今回受注した二階建て客車が納入されることでメトロリンクの輸送力が増大し、中心部への自動車乗り入れの低減に寄与することになります。

今回の契約は、米国連邦政府より資金援助を受けており、バイ・アメリカ規制(アメリカ製品を60%以上購入し、かつ車両の最終組み立ては 米国内で行う規程)が適用されます。二階建て鉄道車両の最終組み立ては、ロテム社のフィラデルフィア工場にて実施致します。メトロリンクへの鉄道車両の納 入は2009年から開始致します。ロテム社は現代自動車が78%の株式を有する韓国唯一の総合鉄道メーカーで、最近では香港、シンガポール等のアジア地域 のみならず、欧州、中近東、南米、カナダでの大型案件受注にも成功しています。

双日グループは、1978年より米国鉄道車両市場での受注実績があり、これまで米国での受注累計は1000両を超えています。双日・ロテ ムグループは、今年の春に、南東ペンシルベニア交通局より新型郊外電車120両を約325億円で受注しており、2件連続の大型受注となります。今後も北米 全域での鉄道車両の拡販に注力していきます。

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