双日株式会社

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双日、ロシア極東でベニア板加工工場を建設

日ロ間で初となるベニア板プロジェクト / 日本の木材加工メーカー最大手セイホクが技術支援

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2006年2月27日

双日株式会社は、ロシア極東の最大手林産会社であるフローラ社(本社:ハバロフスク州・コムソモルスク市、代表者:ベロジョーロフ)と合弁会社を設 立し、総事業費約32億円を投じて乾燥ベニア板加工工場を建設いたします。日本企業がロシアでベニア板加工事業を行うのは初めてであり、ロシア極東にベニ ア板加工工場が建設されるのも初めてのことです。

新設する合弁会社は、コムソモルスク・フォレスト・プロダクツ社で、資本金は2億8000万円、双日が51%、フローラ社が49%を出資 し、社長は双日から派遣いたします。工場はハバロフスク州・コムソモルスク市に建設し、2007年8月の稼動を予定しています。フローラ社からカラマツの 原木を仕入れ、切削、乾燥処理を行い、合板を作るために必要となるベニア板を生産いたします。生産能力は年間約12万立方メートルとなります。

コムソモルスク・フォレスト・プロダクツ社の技術指導は、日本の木材加工メーカー最大手であるセイホク株式会社(本社:東京都文京区、代 表者:井上篤博)が行います。日本より3~5人の技術者が常駐し、世界最高水準である日本での加工品並みの品質を維持いたします。生産される製品は、双日 が日本への輸送を担当し、セイホクが国内のグループ各工場で合板に仕立てます。

プロジェクトの背景には、ロシア政府の木材工業化に向けた各種政策の推進があります。原木の輸出関税が維持される一方、工業化推進のため 木材加工品の関税は引き下げられています。また、日本政府もロシア極東における日本企業の進出を歓迎しており、プロジェクトの成功に大きな期待を寄せてい ます。さらに原木に比べ運搬効率の良い加工品は輸送コストを減らせるメリットもあります。

フローラ社は、年間約80万立方メートルの原木を輸出する、ロシア極東地域で最大手の林産会社です。近年は中国への輸出が主体となっていますが、日本向け取引では双日が長年日本への輸入窓口の中心となってきました。

双日は、原木を年間約260万立方メートル輸入するなど木材部門の売り上げは商社でトップです。なかでもロシア産原木の輸入は、取扱量が 年間約110万立方メートル、輸入シェアは第一位で約20%と中核事業のひとつです。集材、輸送を中心とする得意の川中分野より、現地加工などの川上分 野、国内最大手木材加工メーカーのセイホクとのより一層の関係強化による川下分野への展開に注力していきます。

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工場建設予定地 ハバロフスク州・コムソモルスク市

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