双日株式会社

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熱乾燥クリーン包装方式を用いた最新の衣料加工包装システムを事業化

2003年5月6日

日商岩井株式会社(以下、日商岩井)と、同社子会社である日商岩井ロジスティクス株式会社(以下、日商岩井ロジ)は、繊維技術ベンチャーである 有限会社ドライパックシステム(本社:福岡県筑紫野市、社長:深谷明彦/以下、ドライパック)と提携し、紳士服スーツなど衣料品の熱乾燥クリーン包装を行うCDP(Clean DryPack)システムを、紳士服イージーオーダーの老舗である株式会社 佐田(本社:東京都千代田区、社長:佐田久仁雄/以下、佐田)向けに受注しました。 

佐田は、最近、消費者の間で急激に高まっている、"よりクリーン・清潔"、"より安全"な製品を求めるニーズに十分応えつつ、同時に大幅なコストダウンに繋がるという判断により、同システムを急遽 採用する事を決定したもので、今回受注したシステム機器一式は、中国(北京)の縫製工場に設置され、5月末より熱乾燥クリーン包装された清潔な衣料製品が輸入され消費者に届けられる予定です。

CDPシステムは、紳士服など衣料製品の製造工程で、縫製・アイロンプレス等仕上げ工程の最後に設置されるもので、仕上げされた製品を摂氏105度前後の温度環境で約30分間 乾燥処理を行った後、素早く特殊プラスチック袋に圧縮包装することで、

 1,包時に製品を減菌
 2,送中に外部からの雑菌の進入を防ぎクリーンな長距離輸送
 3,圧縮包装で梱包量を最大約1/5 にまで減量し低コスト輸送

を同時に実現する最新の技術です。 

従来、中国をはじめとする、海外で製造された衣料製品の輸入には、主に、ハンガー輸送(ハンガーに吊るしたままコンテナに入れて輸送)が利用されていますが、この方法では、梱包容量が大きくなり輸送効率が悪く、また輸送中のコンテナ内での製品落下、接触などによる汚れ・傷み、型崩れによる品質劣化などの大きな課題を抱えています。 

一方、同システムでは、摂氏105度で減菌された製品を医用にも利用されている特殊プラスチック防湿袋で包装し輸送する為、工場出荷時から輸送途中、消費地到着まで、常にクリーンな状態に保たれ、雑菌や汚れなどに触れるリスクがほとんどなくなります。 

また、空気を抜くことによる減圧・圧縮梱包により、物流費削減(従来比約60%減少)効果があります。更には、天然繊維が50%以上であれば、輸送中に付いた皺(しわ)が、特殊プラスチック防湿袋を開封後に自然に元に戻る 形状記憶加工技術 を採用することで、消費地での仕上げプレスが不要となり、この部分でもコストダウンが図れる事が大きな特徴です。

日本には現在、紳士服だけでも年間800万着以上が輸入されており、同システムに対する期待は大いに高まっています。日商岩井グループとドライパックは共同で、日本向けだけでなく欧米向け衣料メーカーに対しても同システムの紹介を行い、早期普及に向けて取組んでいきます。  

 

以上

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