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2022年度新入社員向け社長挨拶

2022年4月1日

双日株式会社

2022年4月1日

双日株式会社

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<はじめに>

皆さん、入社おめでとうございます。社長の藤本です。

コロナ禍で大変な就職活動と内定者生活を過ごされたと思いますが、本日、このように皆さんと顔を合わせての入社式を迎えることができ、大変うれしく思っております。

入社された88名の新入社員の皆様に、双日グループ全役職員を代表して、心よりお祝い申しあげます。

当社の現状について

さて、皆さんは本日から、いよいよ双日の一員としてスタートを切るわけですが、先ずは当社の現状について、ここで共有したいと思います。

昨日までの2021年度は、中期経営計画2023の初年度にあたる年ですが、連結当期純利益800億円と、過去最高益を見込んでいます。新型コロナウイルス感染症による影響が未だに尾を引く中、このような業績を見込んでいることは、双日グループ全社員の日々の努力が実を結んだものであり、稼ぐ力が着実についてきていると言えます。

更には、ロシアのウクライナ侵攻による影響は、同国での事業のみならず、世界規模でのサプライチェーン全体に影響を及ぼすものですが、現状、当社においては、状況の変化に応じた速やかな対策を実施することで、大きな影響は見込んでおらず、これは当社のリスク耐性の高さを裏付けるものだと考えます。

新規投資においては、過去2年は国内でのM&Aに注力し、主にリテール機能を獲得してきました。私自身も2020年2月以降海外出張に行けておりませんが、最近では政府による水際対策が緩和され、海外との往来も自由になりつつあり、今後はそのM&Aで獲得した機能をグローバルに展開していく予定です。

また、当社の「統合報告書2021」が、「第1回日経統合報告書アワード」にてグランプリを受賞するなど、財務・非財務の両面で当社のプレゼンスが高まってきており、将来に向けた事業が生み出される良いサイクルが根付き、さらなる成長に向けたステージに入ったといえます。

<当社の人事施策の根底にあるもの>

さて、ここにお集まりの総勢88名の皆さんの半数以上が女性です。プレスリリースでも発表していますが、当社は6年連続で「なでしこ銘柄」に選出され、女性活躍を推進している会社として評価いただきました。

当社は「多様性を競争力に」をテーマとして、様々な人事施策を打ち出してきておりますが、それは企業の社会的責任のみならず、多様性のもとにイノベーションが生まれるという考えが根底にあります。当社のビジネスにおいては、絶対的かつ不変なものはなく、常に変化することが求められます。ジェンダー、国籍などに関わらず、様々なバックグラウンドをもった熱意溢れる皆さんが、多様且つ斬新な意見を議論し合える環境を整えることが会社経営において重要だと考えています。

また、「Hassojitzプロジェクト」も当社ならではの取り組みといえるでしょう。この取り組みには、「内定者Hassojitzプロジェクト」として、文字通り誰でも発想を実現できる機会に皆さんも参加し、全社の最終発表会にも2つのチームの方に参加いただきました。

当社には、能力とやる気溢れる社員には、年齢に関係なく挑戦する機会を与える、そういう風土が備わっています。例えば、2020年度「Hassojitzプロジェクト」においてe-sports事業を検討したチームが新会社「GRITz」を立ち上げ、そのプレゼンターを務めた当時入社4年目の社員が新会社の社長となり、事業の実現に向けて邁進しています。

自身のやりたいこと、チャレンジしたい分野の実現に向け、社内外問わず巻き込んでいってください。周囲の共感は、やがて推進力としての大きな後押しとなるでしょう。たとえ失敗したとしても、そういった経験は成長の糧となり、次への成功につながるに違いありません。

<最後に>

このように、人材こそが最大の経営資源であるという認識のもと、様々な人事制度を設けていますが、皆さんが双日の一員になったこの日に2つお伝えしたいことがあります。

1つ目は、『自分の人生に責任を持ってほしい』ということです。

これは、自分の人生をどう自分が責任をとれるように設計し、決断していくかということです。決断していくということは、ある意味、可能性を消すということだと私は考えます。後悔しない人生を送るために、自分のこれからの長い人生を俯瞰し、今このタイミングで何をするべきかを真剣に考えて欲しいと思います。

また、皆さんには会社にぶらさがる社員ではなく、自ら起業して外に出ていけるくらいの能力・気概を持った社員になって欲しいと思います。当社では35歳で副業・兼業を認めるジョブ型会社に転籍する制度もありますが、そこまでは社会人としての基本、商売のいろはを是非身に着けてください。

2つ目は、『同期の絆を大切にしてほしい』ということ。

ここに集まる皆さんのつながり・絆は、生涯かけがえのない、得難い財産であり、今日はそれを得た記念すべき日です。ここで出会えたことを大切にし、これからも良き仲間として切磋琢磨していって下さい。

最後になりますが、あらためて、今日この日を皆さんと迎えられたことを大変うれしく思っています。一緒に将来を考え、双日という舞台から世界がわくわくする未来を築いていきましょう。

皆さんの入社を心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせて頂きます。

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