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双日、電気自動車インフラ事業の開発に向け、ASF株式会社と資本業務提携

PDF版[357745]

2020年12月24日

双日株式会社
ASF株式会社

2020年12月24日

双日株式会社
ASF株式会社

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双日株式会社(以下「双日」)は、このたび、電気自動車(以下「EV」)の企画、開発、製造および販売、バッテリーリース事業などをおこなうスタートアップ企業であるASF株式会社(以下「ASF社」(エーエスエフ社))と、モビリティ(流動性、移動性)を中心とした新しいエネルギー社会のシステム構築を目指し業務提携契約を締結するとともに、第三者割当増資を引き受け、同社に出資しました(以下「本提携」)。

 

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ASF社は、2020年6月、日本国内でのEVの普及促進を目指してファブレスメーカー(※1)として設立され、3つの具体的な社会変容をもたらすビジネスモデルを提案する会社です。

① 「所有から利用へ」従来にはないEV車の提案
② 再生可能エネルギーを最大限に活用した車社会の提案
③ 社会課題となっている物流のラストワンマイル問題の解決を、脱炭素化といった環境面からサポートするための提案

また、同社は佐川急便株式会社(以下「佐川急便」)と物流業者向けに特化した小型EVの独自共同開発および実証実験を開始する基本合意をするなど、B to B 企業のニーズを満たすEV開発を進め、2021年度に量産車の開発を計画しています。将来的には再生可能エネルギーを用いたEVとクラウドプラットフォーム(※2)による情報の可視化を通して、ユーザーに「安全性」・「収益性」・「効率性」の3つの指標を提供し、ユーザー業務の効率化を支援することを目指しています。

双日は2019年度から発想の力でビジネスを実現していく「発想×双日 Hassojitz(ハッソウジツ)」プロジェクトを立ち上げ、社内公募を通じて集まった若手社員らが中心となり、2050年の未来に向けた事業作りに取り組んでいます。「EVを活用したビジネスの創出」は「ハッソウジツ」プロジェクトを通じて実現した第一号出資案件です。

双日は本提携を通して、双日グループ企業とも連携しながら、ASF社の戦略的パートナーとして機能補完関係を築き、再生可能エネルギー由来の電力供給やEV充電インフラの整備、RE100/EV100企業(※3)などへの競争力のあるEVサービスの提供を進めていくことで、ASF社のビジネスの発展をサポートしていきます。

双日とASFは本提携を通じて、双日の多様なビジネスを展開する知見やノウハウと、ASFの技術力を融合させ、地球環境に配慮した交通社会の実現と経済成長を両立させる新たな社会インフラを創造し、豊かで持続可能な脱炭素社会の実現を目指します。

(※1) ファブレスメーカー:自社製品製造のための自社工場を持たないメーカーのこと。
(※2) クラウドプラットフォーム:EVなどの移動体にIoT機器や通信機能を付加し、リアルタイムに情報やサービスを提供するシステムのこと。
(※3) RE100:企業が自らの事業に使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す、国際的なイニシアティブ。
EV100:企業による電気自動車の使用や環境整備促進を目指す国際イニシアティブ(2017年9月発足)。


(ご参考)

双日 会社概要

会社名 双日株式会社
設立 2003年4月
代表者 代表取締役社長 藤本 昌義
資本金 160,339 百万円(2020年9月30日現在)
所在地 東京都千代田区内幸町2-1-1
事業内容 総合商社として、自動車やプラント、航空、医療インフラ、エネルギー、金属資源、化学品、食料、農林資源、消費財、工業団地などの各分野において、物品の販売及び貿易業をはじめとして、国内および海外における各種製品の製造・販売やサービスの提供、各種プロジェクトの企画・調整、投資、ならびに金融活動などグローバルに多角的な事業をおこなう

 

ASF社 会社概要

会社名 ASF株式会社
設立 2020年6月
代表者 代表取締役社長 飯塚 裕恭
資本金 15百万円(2020年6月1日現在)
所在地 東京都港区赤坂1丁目14-5
アークヒルズエグゼクティブタワーS403
事業内容 EVの企画、開発、製造および販売、バッテリーリース事業 他
既存株主 会社役員、台湾プラスチックグループ、株式会社FOMM
パートナー企業 佐川急便株式会社(2020年6月に、小型電気自動車の共同開発を開始する基本合意を締結)
 

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