双日、インパクトホールディングス株式会社と資本業務提携

双日株式会社(以下、「双日」)は、2020年10月23日、「HRソリューション事業」、「IoTソリューション事業」、「MRソリューション事業」の3セグメント構成で店頭販促事業を推進しているインパクトホールディングス株式会社(以下、「インパクト社」)との間で資本業務提携を行うことを決議し、同日付で資本業務提携契約を締結するとともに、インパクト社が第三者割当により発行する新株式2.4%の引き受けを決議したことを、お知らせします。

インパクト社は、人材派遣を活用した販促ソリューション（HRソリューション事業）、デジタルサイネージなどITを活用したサービス（IoTソリューション事業）、総合リサーチや覆面調査・その他マーケティングサービス（MRソリューション事業）などの一気通貫のサービスを顧客に対して提供しており、そのサービスを通じ消費者と多くの接点を有しています。双日はインパクト社が消費者との接点から得た大量のデータを分析するデータサイエンス事業に着手していること、分析したソリューションを、アナログ的な経験値を持ってリアル店舗で実行していることなど、インパクト社の販売促進領域におけるサービスメニューの多様さを評価しています。

双日は、リテール事業分野において、「消費者・マーケット起点の取組」が今後重要性を増すと考えており、インパクト社との協業によって今まで以上にデジタル・トランスフォーメーション（DX）を加速することで、国内外の様々な顧客に対し新たなサービスを提供していきます。

具体的な事例として、双日グループが保有する複数のショッピングモールにおいてデジタルデータの収集・分析の為に、大量のカメラ・センサー等の設置を計画中です。また、双日が国内外で展開する小売事業のデジタル・トランスフォーメーション（DX）も推進する方針です。

■資本業務提携の内容
(1) 資本提携の内容
① 双日は、本第三者割当により、インパクト社の普通株式156,000株（本第三者割当後の所有議決権割合2.44％、発行済株式総数に対する割合2.40％）を引き受けます。
② 2021年3月開催予定のインパクト社の定時株主総会において、双日が指名する候補者１名がインパクト社の取締役に選任される予定です。

(2) 業務提携の内容
インパクト社が有するリテール関連事業、IoT事業及びDX事業、並びに双日が有する国内外の情報ネットワークを連携させた事業を国内外にて推進します。また、両社にて事業拡大のためのM&Aの機会を創出します。

双日はインパクト社に対し、双日が保有する国内外ネットワークを活用し、親和性の高いビジネス機会を創出するとともに、DXを通じて双日が保有するショッピングモールやリアル店舗における店頭販促ソリューションを更に強化することにより、人々の生活の向上に貢献し、豊かな社会の実現、両社の企業価値の向上を目指します。

（参考）

インパクト社の概要