2018年 入社式 社長訓示

2018年4月2日

<はじめに>
皆さん、入社おめでとうございます。社長の藤本です。

本日、ここに総合職103名、事務職21名、合計124名の新入社員の皆さんを、双日の新しい仲間として迎えることが出来、大変うれしく思っております。

また、皆さんにとっては、生涯のかけがえのない同期の仲間を得ることとなった記念すべき日でもあります。双日グループ全役職員を代表して、心より皆さんを歓迎します。

<当社の現状について>
皆さんは本日から、いよいよ双日の一員としてスタートを切るわけですが、先ずは当社の現状について、私が常々社員に伝えてきていることを、ここで共有したいと思います。

双日は今年、誕生から15年目を迎えます。そして、今年は、新しい中期経営計画が始まる年でもあります。中期経営計画とは、3年程度の期間を定めて、「将来のあるべき姿」実現に向けた経営施策を明確化し、社員全員で取り組む実行計画です。直近の2つの計画、中期経営計画2014 “Change for Challenge” において、新たな成長へ向けた基盤確立を完了し、そして中期経営計画2017 “Challenge for Growth” において、将来の成長を見据えた挑戦を積み重ねてきた結果、現中期経営計画で掲げた目標をほぼ達成し、当社はいま、成長のステージへと着実にシフトしています。

この3年間は “Challenge for Growth” ということで、それぞれの本部、部・課において計画の実現に向けた取り組みを進めてきた中で、新たな取り組みに着手したビジネスにおいてはその収益をより太くする取り組みを推進し、残された課題に対しては時間軸を決めて適切な打ち手を講じていくことで、継続性のある成長に繋げていくことを目指してきました。社員一人ひとりが自ら徹底的に考え抜き、本部長のリーダーシップの下、新たな計画の策定に向け、議論を尽くすよう私から指示を出しています。

また、当社を取り巻く外部環境の変化に対し、確りアンテナを張ることの大切さについても触れてきました。経済環境については、世界経済は概ね順調に推移しており資源価格も堅調さを維持していますが、米国政権の最近の動向や、北朝鮮や中東をはじめとする地政学リスクなどによる、マーケットの不透明性・不確実性が存在しています。産業構造に目を向ければ、AIやIoTなどのデジタル革命が、様々な事業領域やビジネスモデルにおいて、想定以上のスピードで進んでいくことが予見されています。また、ESG(環境・社会・ガバナンス)という言葉に象徴されるように、企業が、地球環境問題や社会課題に対して果たすべき責任の重要性が増してきています。当社としてもサステナビリティの考え方を一層事業活動に取り込み、収益の実現と同時に社会に還元する価値の創造を追求し、ダイバーシティの推進と働き方改革を契機とした仕事の質の向上やイノベーションを意識して取り組んでいきます。

働き方改革といっても、単に会社に居る時間を短くするというものではなく、時間マネジメントを今まで以上に各自がしっかりと行い、空いた時間を有効活用して生産性の向上に繋げていくことが重要です。昔のように、深夜まで働くいわゆるモーレツ社員が格好いいという時代ではありません。この点は、昨年来、今後新人の皆さんの上司となる部課長にも、よく認識を変えて貰うよう申し上げています。そうした世の中や環境の変化を見据え、肌で感じ取り、自身が何をしていくべきかを常に考え、行動すること、また、マーケットの不透明性・不確実性という部分については、世界の変化に機敏に対応するリスクマネージメント力を身に付けると共に、その機会をとらえ新たなビジネス機会の創出に繋げていくという視点を併せ持つことが大切であると常々社員に申し上げてきました。これらは、新人の皆さんにも同様に求められることですので、是非知っておいてください。

特に私が社員の皆さんに強調してきたのは、当社における「現場力」を高めたいということです。当社の優れた社内風土の一つに、意欲と能力のある社員に対しては、年齢にかかわらず、積極的に仕事を任せていくという組織風土があります。実際の業務を通じて実践的に人材を育成していくというスタンスは、商社の業務において極めて本質的なことです。各現場において蓄積されたノウハウや、成功・失敗事例などについて、丁寧に共有しながら、人材の育成には注力して取り組んでいきます。ここにいる皆さんは全員、やる気があれば若いうちから仕事を任せてもらえるという社風に共感して双日を選んで入社されたと思います。その思いを是非、仕事を通じて実現してみせてください。楽しみにしています。

<新入社員の皆さんへの期待>
本日、まさに皆さんがこれから双日の社員としてスタートを切るにあたって、2つのことを申し上げておきます。

■失敗を恐れず挑戦を

一つ目は「失敗を恐れず日々臨んでほしい」ということです。
当社には、若手や新人などは関係なく、1人の戦力として仕事を任せられる社内風土があることを申し上げました。そして、任されたからには最後まで自分でやり抜くという気概が求められます。私自身や周りを見ていても、意欲と能力がある社員は、年齢に関わらず大きな仕事を任されています。仕事を全うする過程では多くの課題や困難に直面し、挫折を経験することもあるでしょう。実際に私自身も、これまでに何度も失敗を経験しました。しかし、当社は何度だってチャンスをくれたのです。なぜなら、当社には「既存のやり方に捉われず挑戦しようとする姿勢」こそ評価される文化があるからです。

皆さんも、失敗を恐れず日々臨んでほしい。

大切なことは、自分なりに突き詰めて考えたうえで、失敗を恐れず信念を持って突き進むことです。先ほどもお話ししたように、当社では一度の失敗でチャンスが失われることはありません。難しい課題に挑戦し、結果的に失敗したとしても、そこから学び、より良い方法で臨み続ける限り評価されます。

ただし、失敗を恐れないといっても、「考え抜いたうえで臨む」ことと「無計画にぶつかる」こととは全く異なるアクションです。新人であっても、自ら主体的に、能動的に考えたうえでの挑戦は、たとえ結果が伴わなくとも、必ず次につながる糧になります。「どうしたら次はうまくいくだろう」と徹底的に考える癖をつけることです。私が求めるのはそういう意味での「攻める人」ですので、積極果敢に臨むという気概をもって、若手らしく挑戦し、現場での経験を積み重ねてください。

■周囲からの信頼を得る

そしてもう一つ、皆さんが双日の一員となるにあたって、大事なことを申し上げておきます。

それは「周囲からの信頼を得る」ということです。

皆さんにとっては「どの部署で働くか」がいまの最大の関心事ということかもしれません。しかしながら、配属先がどこであろうとも、自らの業務に情熱を傾け、誠実に人と接し、周囲からの信頼を得ていくことで、新たな挑戦の機会を与えられていくものです。私自身も、多くの上司や先輩、同僚の仲間たちにも恵まれましたが、業務を通じ周囲からの信頼を一つ一つ積み重ねることで、今日会社の経営を担う立場に立つことができたと考えています。

自らが仕事の環境を作るためには、上司や先輩、同僚に加えて、取引先のお客様からも「信頼」を得ることが不可欠です。周囲からの信頼は、決して一朝一夕では得られません。どんな部署でも、自分らしさを忘れずに、実直に業務に取り組んで頂きたいと思います。

双日の企業理念は、「誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造する」ことにあり、是非とも、「信頼」や「誠実さ」を大切に、これからの業務に取り組んでいってほしいと思います。

<おわりに>
皆さんは本日から3週間、新入社員研修を受けるとお聞きしています。与えられた研修に限らず、目的実現のための自己研鑽には一層積極的に取り組んでください。そして、周囲との信頼関係を築き、積極果敢に挑戦されることを大いに期待しています。

一緒に双日の未来を築いていきましょう。

皆さんの入社を心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせて頂きます。

以上

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