双日株式会社

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双日、カナダ モリブデン鉱山の拡張に本格着工

~追加設備投資により、生産コストを削減し、生産量を増強~

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2010年8月6日

双日株式会社は、カナダ鉱山会社のトンプソンクリークメタル社(本社:カナダ、Thompson Creek Metals Ltd.)と共同で進める、カナダのブリティシュ・コロンビア州(BC州)にあるモリブデン鉱山エンダコ(Endako、双日25%・トンプソンクリークメタル社75%)に総額約5億カナダドル(日本円:約450億円)の投資を共同で行い、生産能力を増強します。

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【カナダ エンダコ鉱山】

今回の拡張計画は、リーマンショック以降の需要低迷により一時停止していたものを、モリブデン需要の回復が明らかとなったことから計画の再開を決定したものです。工事は2011年下期にも完了し、生産を開始する予定です。この拡張により、現在、年間約1000万ポンド(モリブデン純分量(以下、ポンドは純分量)、約4500トン)のモリブデン生産量を、2011年以降に年間約1600万ポンド(約7300トン)まで増強します。また、今回の投資により、最新式の設備を導入することで、生産効率を向上させ、オペレーションコストを削減し、収益性にも貢献します。
モリブデンは、新興国の経済発展に伴い、用途の約70%を占める鉄鋼需要が引き続き堅調で、かつ、従来輸出国であった中国が、国内の需要増加により対外輸出の規制を行うなど純輸入国に転じています。これらのことから、世界のモリブデン需要全体は約4億5000万ポンド(約20万トン)より、今後10年で、7億6500万ポンド(約35万トン)と、75%成長すると見込まれており、今後も強い需要状況が続くとみられています。

双日は希少金属(レアメタル)に積極的に投資しており、国家備蓄対象9品目のうち6品目の拠点をカナダ、南アフリカ、フィリピン、ポルトガル等に保有し、鉱種・地域両面からポートフォリオをバランス良く組んでおりますが、中でもエンダコ鉱山の権益保有を核としたモリブデン・ビジネスは双日レアメタル事業の中核を成しています。双日は、今後もレアメタル分野での権益への投資や取引などを積極的に進めていきます。

以上

参考資料

モリブデンの概要

用途 主に鉄鋼用途(ステンレス・特殊鋼)
特徴 硬度・耐熱性・耐食性の向上
利用例 ステンレスでは、耐熱性・耐食性を重視する設備機器や家庭用キッチンなどで使用。
特殊鋼では、自動車などでの重要保安部品(エンジンやクランクシャフト)などで使用。

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