双日、カタール国沖合東南第一鉱区権益を保有するカタール石油開発の株式を追加取得
~出資比率を25%として持分法適用会社へ~
2010年7月20日
双日株式会社とコスモ石油株式会社は、カタール国沖合東南第一鉱区権益を保有する共同出資会社のカタール石油開発株式会社の株式(双日出資比率14.17%)について、コスモ石油より10.83%を買い受け、双日の出資比率を25%に引き上げることで合意しました。
カタール国沖合東南第一鉱区権益は、1997年に旧日商岩井株式会社(現・双日)とコスモ石油株式会社がカタール国営石油会社との間で生産分与契約を締結し、カタール石油開発株式会社に権益を譲渡したものです。2006年3月より同鉱区内のアルカルカラ油田およびA構造北部油田から原油生産を開始、2009年12月末まで生産量は日量約6000バレルで推移しました。さらに、現在、同鉱区内の第3の油田であるA構造南部油田を開発中で、原油の生産開始後、同鉱区全体の日量生産量は約10000バレルに増産する見込みです。
【カタール国沖合東南第一鉱区プラットフォーム】
双日は、中期経営計画Shine 2011において石油・ガス上流分野における保有資産価値の最大化を目指しており、今回の優良資産の追加取得もその一環となります。
同様に、エルエヌジージャパン株式会社(双日50%・住友商事50%)がカタールにおいて進めるラスラファンLNGプロジェクトも順調に生産を続けており、双日はこれまでに培った経験、技術、人材を活用し、今後も発展が見込まれるカタール国におけるプレゼンスを更に強化するとともに、中東以外の米国・ブラジル・豪州・欧州・アフリカなど地域分散を図りながら資源権益の獲得を進めていきます。
以上
カタール石油開発株式会社概要
本社所在地 | 東京都品川区東品川2-2-24 |
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設立 | 1997年9月5日 |
株主 | コスモ石油株式会社 双日株式会社 |
資本金 | 31億4800万円 |
売上高 | 95億円(2009年度) |
代表 | 代表取締役社長 岡部敬一郎 |
事業内容 | 原油開発・生産・販売 |
決算期 | 12月 |
従業員数 | 109名(2010年5月末時点) |
事業所 | カタール国ドーハ |
【カタール国沖合東南第一鉱区周辺図】