双日、ベトナムの植林事業でFSC森林認証を取得

ベトナムで初の取得、王子製紙との共同植林プロジェクトで

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2006年3月29日

双日株式会社、王子製紙株式会社、大日本印刷株式会社の合弁会社で、ベトナムで植林事業を行うQPFL社(Quy Nhon Plantation Forest Company of Vietnam Ltd.)は、国際的な森林認証機関である森林管理協議会(FSC:Forest Stewardship Council、本部:ドイツ)による森林管理に関する認証(FM:Forest Management)を取得いたしました。ベトナムでのFSC森林認証の取得はQPFL社が初めてとなります。また、 同時にFSC認証材の生産管理に 関するCoC認証(Chain of Custody)も取得しており、当植林プロジェクトは植林から、伐採、チップ生産、輸出まですべての工程においてFSC認証されたことになります。

QPFL社は、1995年から植林を開始し、これまでに約8500ヘクタールの植林を行っています。2002年に伐採を開始してからは、 チップに加工した後に王子製紙グループの工場に輸出しています。今後は、FSC認証チップとして出荷されることになります。QPFL社は、設立当初から地 域社会や地域環境との調和に最大限配慮して参りましたが、今回の認証取得はそれを証明するものとなりました。

FSCは、持続可能な森林管理を普及させるために設立されたNGO(非政府組織)で、認証は生態系を破壊しない様に管理された植林地を含む森林と、その森林から伐採された木材を用いた木材製品やチップそして紙製品に至るまでを対象に実施されています。

双日は、2005年に豪州より認証チップの輸入を、さらにソロモン諸島より認証木材の輸入を開始するなど、FSC認証材の取り扱いを推進 しています。双日が取り扱うチップは、植林木チップの割合が90%を超えており、また、QPFL社がFSC認証を取得したことで、全体の約30%が認証 チップとなります。

双日は、地球環境問題を経営上の重要課題の一つとして捉え、あらゆる事業活動を通じて、経済の発展と地球環境の保全の両立を図っていま す。その一環として、海外植林事業への投資を行っており、現在では製紙原料を対象としてベトナム・豪州で、QPFL社のパートナーでもある王子製紙と共同 で3件の植林事業に参画しています。

また、双日はベトナムにおいて2001年より地域住民へ植林用苗木の無償配布を毎年行っています。2005年までに約1450万本、約 9000ヘクタールの苗木を配布いたしました。本年も配布を行いますので、植林面積は約1200ヘクタールとなり、これは山手線内側の2倍に相当する面積 となります。

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QPFL社の苗畑
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QPFL社の荒廃地に植えられる苗木
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QPFL社の概要

事業名 Quy Nhon Plantation Forest Company of Vietnam Ltd.
(QPFL)
本社所在地 ベトナム国ビンディン省クイニョン市
設立年 1995年
資本金 415万ドル
出資比率 王子製紙 51%、双日 39%、大日本印刷 10%
植林樹種 ユーカリおよびアカシア
植林面積 8535ヘクタール (2005年3月末)
植林目標面積 9100ヘクタール
事業の内容 広葉樹チップ原料の確保を目的として、ベトナム中部ビンディン省において、アカシア、ユーカリを無立木状態の丘陵・山岳地に合計9100ヘクタールを目標に植林しています。伐期は7年で、2002年7月から伐採を開始し、その跡地にはアカシアを再植林しています。
植林用地はビンディン省人民委員会より借地し、植林及び伐採作業は主にビンディン省の木材公社PISICO(Binh Dinh Production Investment Service Import-Export Company)に委託しています。原木はチップ加工をして、全量日本向けに輸出しています。当プロジェクトはベトナム国の林業分野における貢献が評価さ れ、2005年には計画投資省大臣表彰を受け、また、省内においても省知事表彰を受けています。

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