コロナ禍における社会貢献活動

双日は、世界各国において約400社ものグループ会社を擁し、新型コロナウイルスのグローバルな感染拡大において、事業地域のそれぞれのニーズに応じた社会貢献活動を実施しています。

主な活動実績

PT.Kaltim Methanol(インドネシア)による酸素供給支援

  • 医療機関へ酸素を納入
  • インドネシアでは、当社子会社でメタノール製造・販売を行うPT.Kaltim Methanol(KMI)が、地元ボンタン市の医療機関向けにシリンダー80ボトル(480Nm3)の気体酸素と2トンの液体酸素を無償提供しました。さらに、酸素不足が深刻となっていたジョグジャカルタ市の病院に対しても合計137トンの液体酸素を無償提供しました。

    天然ガスを主原料とするメタノールは製造時に大気を取り込み、分離した酸素を副原料として使用しますが、その酸素を一部有効活用すべくKMIは酸素圧縮機を新たに据え付け、医療状況に応じて随時、近隣医療を応援できる体制を構築しました。

職域接種に合わせ社内募金活動を実施

  • 会場に設置された募金箱
  • 双日グループは、2021年6月からの新型コロナワクチン職域接種開始に際して接種会場(東京本社および関西支社)に募金箱を設置したほか、専用オンライン募金サイトも開設し、社内募金を実施しました。

    その結果、双日グループ有志より990,957円の支援金が集まりました。これに双日として同額のマッチング拠出を行い、合計1,981,914円をNPO法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の「コロナ対策緊急支援プログラム」に寄付しました。

トルコ病院施設にて感染患者を受け入れ

  • バシャクシェヒール チャムアンドサクラ シティー病院
  • 双日は、2020年5月にトルコ・イスタンブール市に、2682病床を有する「バシャクシェヒール チャムアンドサクラ シティー病院」を開業し、施設運営を開始しました。
    新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、開業予定日を当初より4か月早め、また開業前の4月に部分開業し、感染患者を受け入れました。本病院は、日系企業が取り組む単一病院事業としては世界最大となり、開院式ではトルコのエルドアン大統領より「新型コロナ対策で重要な役割を担う」として期待が表明されました。

第一紡績が「洗えるマスク」の生産・販売を開始

  • 第一紡績の「洗えるマスク」
  • 双日のグループ会社である第一紡績では、熊本県荒尾市にて、高品質で高機能な繊維素材の開発・製造を行っています。
    2020年4月よりコロナ感染症の拡大による国内のマスク不足に対応するため、同社の最先端の技術を活かし、また中国の提携企業とも協力し、生産と販売を開始しました。
    生産された「洗えるマスク」は、地元荒尾市の養護学校などにも寄贈し、配布翌日からは早速マスクを着用する生徒さんが多く見受けられました。

宮古島産マンゴーを社内販売

  • 東京本社にて社内販売
  • 双日は、下地島空港の運営会社である下地島エアポートマネージメント(株)に出資・参画しています。
    新型コロナ感染症拡大の影響により、空港利用者数、旅行者数が激減し、特に、地元の特産品であるマンゴーの出荷時期を迎える農家にとっては大きな影響が懸念されていました。
    双日は、空港の売店に納入している農家を含む栽培農家からマンゴーを調達し、東京本社にて社内販売を開催しました。

那須ガーデンアウトレットが地元那須応援イベントを開催

  • 那須応援イベント
  • 双日商業開発では、栃木県那須塩原市の「那須ガーデンアウトレット」を運営しています。
    コロナ感染症拡大の影響により那須の温泉施設への訪問者減少と共に、地元の高原野菜の販売にも影響が及んでいました。地域の活性化の観点から、塩原温泉PRイベント「那須応援企画 塩原の天然温泉水プレゼント」を実施し、また事前予約ドライブスルー方式による地元特産の野菜などの販売会「Loco Style Mart ドライブスルー八百屋」を開催しました。

現代タイ、医療品を寄贈

  • プラウェート区の医療施設に医療品を寄贈
  • 双日は、2007年よりヒュンダイモータータイランド社(現代タイ)に出資参画し、タイ全土で現代車販売のディラー網を構築する等、地域に密着した販売活動を行っています。
    2020年5月に、現代自動車本社と共同でタイ保健省に計4,000の個人用防護具(PPE)とフェイスシールドを寄贈し、また、現代タイ単独では、生産・技術部門が所在するバンコク・プラウェート区の医療施設に、同社技術部にて組み立てたフェイスシールドを寄贈しました。

双日国際交流財団、通常枠に加えて3名の留学生に奨学金を支給

  • 奨学生との交流会
  • 同財団は日本で学ぶ外国人留学生に奨学金を支給していますが、今年度はコロナ禍を勘案して「コロナ禍特別助成奨学金」特別枠3名を追加し、通年の21名に3名を加えた24名の奨学生に最長2年間の奨学金を支給します。

双日はこの他にも日本、世界各地で双日グループのコロナ感染症拡大・防止と地域社会の課題解決に向けた取り組みを行っております。