双日株式会社

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2021年度新入社員向け社長挨拶

2021年4月1日
双日株式会社

<はじめに>

皆さん、入社おめでとうございます。社長の藤本です。

昨年初頭から世界的に新型コロナウイルス感染拡大が猛威を振るい、東京オリンピック/パラリンピック2020も延期となり、皆さんにおいても、例年とは異なる学生生活、就職活動、内定者期間を過ごされたと思います。

当社でも社員と家族の健康を守りながら事業継続を図るため、テレワークの活用や時差通勤など、柔軟な勤務体制を続け、全社員が一丸となり、この未曾有の1年を乗り越えてきました。

医療従事者の方を始めとする関係方々のご尽力と、国民一人ひとりの努力により、他国に比べ、感染拡大規模が抑えられています。本日、このように皆さんと顔を合わせての入社式を迎えることができ、大変うれしく思っております。

<当社役割の変遷と期待するもの>

さて、皆さんの新たなスタートにあたり、改めて双日がどのような歩みを経てきたのか、皆さんに期待することは何なのかについて、少しお話ししたいと思います。

双日の源流は、いずれも150年ほど前に神戸、大阪の地に創業した、鈴木商店、岩井商店、日本綿花という会社です。砂糖や綿花、鉄鋼、石炭、木材の輸入に始まり、当時の日本に必要なものを取り扱い、日本の近代化に向けた政策とともに、鉄の生産技術、人工絹糸の製造技術を海外より輸入し、会社を興していきました。それが、今も続く、神戸製鋼所や帝人といった会社です。このように、商社は明治・大正期の産業革命を牽引してきました。

その後、当社をはじめとする総合商社が先陣を切って日本の製品の海外での販売を担ってきましたが、日本企業が現地での生産へ切り替えていく中、商社のトレード機能の必要性は薄れていき、現在に至るまでに商社は事業投資と事業経営へと舵を切ってきました。

このように総合商社は産業構造の変化に合わせ、その機能を変化させながら成長してきました。

ここでお伝えしたいのは、時代の変化に応じて変革する必要があること、一方では、「必要な場所に必要なモノ、サービス、技術を届ける」という当社に課された使命は不変である、ということです。すなわち、その時々のマーケットの真のニーズをとらえ、そこにビジネスを組み立て、社会的価値を提供し続けることが求められています。

当社では、2030年の目指すべき姿を「社会のニーズ・課題に応え事業や人材を創造し続ける会社」としています。総合商社は日本特有のビジネス形態と言われてきました。確かに、これまで日本の商社として、日本の発展とともに歩み続けてきました。しかしながら、世界を見渡すと、色々な国で色々なニーズがあり、世界が商社の機能を必要としていると考えます。私は、双日が日本の商社としてだけではなく、ベトナムの双日、インドの双日として、日本の商社にとどまらない商社グループを作りたいと考えています。

これらを推進する原動力は人材であり、当社は人材の育成にも力を入れています。

例えば、皆さん既にご存知の「Hassojitzプロジェクト」です。
皆さんも内定者期間に研修として取り組まれ、素晴らしいアイディアを出して頂きました。

世界が脱炭素社会へと大きく変わる中、これまでの常識やビジネスモデルが陳腐化する可能性が出てきており、今までの慣習にとらわれない発想力が求められています。これまでコスト的にビジネスとして成り立たなかった事業が大きな収益を生む可能性もあります。変化をチャンスとして捉え、柔軟な思考で新しいニーズに挑戦していくことが求められています。

当社は、このような社会のニーズに対応するため、3月に対外発表しましたように、双日出身のOB・OGとのつながりによって形成されるビジネスネットワークを基盤とした「双日アルムナイ」の設立や、副業・兼業を可能とするジョブ型雇用の新会社の設立など、社員が高いモチベーションや、成長実感を持ち、仕事が出来る環境を整えています。

皆さんには、会社にしがみつく社員ではなく、自ら起業して独立する気概を持ってほしいと考えています。

「双日の社員には、型破りな人材になって欲しい」とある先輩が言っていました。
但し、型破りと形無しは大きく異なります。型破りとは、ビジネスの基本を身につけた上で、変革していくこと。形無しとは、ビジネスの基本を知らない無礼者です。

双日で、ビジネスの基礎、いろはをしっかりと学んで頂き、双日を帰るべき母港として、次の世界に飛び出していけるような人材になってもらいたいと思います。

<最後に>

最後になりますが、今日は皆さんにとって、生涯かけがえのない同期、先輩を得ることとなる記念すべき日です。これから始まる研修を通じ同期との絆を深めてください。そして配属後に、たくさんの先輩から貪欲に学んでください。

今日この日から双日パーソンとして、どんな時も誠実であること。
誠実な心で世界を結び、新たな価値と豊かな未来を創造する、これが双日の企業理念です。

一緒に双日の新しい未来を築いていきましょう。
楽しみにしています。
皆さんの入社を心から祝福し、私からの歓迎の挨拶に代えさせて頂きます。

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