ブラインドサッカー支援の取り組み

2018年11月、双日は特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区代表理事:釜本美佐子、以下JBFA)とパートナーシップ契約を締結しました。

パラリンピックの競技種目の一つでもあるブラインドサッカーへの支援に加え、JBFAが主催する小中学生向けの「スポ育」※事業のパートナーとして、将来を担う次世代人材の教育活動のサポ-トを行います。JBFAが目指す「ブラインドサッカーを通じた、障害者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現」を支持するとともに、多様性を活かす社会づくりに貢献していきます。

  • 子どもたちが、スポーツを通じて視覚障害者に触れ、自らも目隠し体験をすることでコミュニケーションの重要性や個性を尊重しあえる関係を築けるようにした、小中学校向けダイバーシティ教育プログラム

©NPO法人日本ブラインドサッカー協会

ブラインドサッカー選手の活動を応援

2022年、双日グループ会社である双日シェアードサービスに後藤将起選手(アフィーレ広島所属)が入社し、双日本社ビル内の東京ヘルスケアルームにマッサージ師として勤務。後藤選手は入社後、日本代表強化指定選手に、そして5月のブラジル遠征で日本代表選手に初選出され、その後6月のパリ遠征、8月のイギリス遠征でも日本代表として試合に出場しました。

双日グループは、選手としての活動も応援しています。社内では後藤選手応援ツアーを開催、そして代表としての遠征前には壮行会を開催し、グループ一体となり日本男子代表と後藤選手の活動を応援しています。

後藤選手は社内のブラサカ体験会講師を務める他、日本ブライドサッカー協会(JBFA)の体験会や小学校での講演会にも双日グループ社員として参加し、インクルージョン社会実現に向けた活動にも協力しています。

  • 双日のフェンス前でシュート練習をする後藤選手
  • 双日グループ社員との交流を深める後藤選手
  • マッサージ師としても勤務
  • 遠征試合でのシュート

モラージュ佐賀でブラサカ体験会を開催

2022年8月、双日と双日商業開発が運営する商業施設「モラージュ佐賀」の主催により、同施設内のイベントスペースにてブラサカ体験会が開催されました。

当日はサガン鳥栖の高橋義希選手も参加し、「ブラインドサッカーを通じて多くのことを感じてもらい、日々の生活にも活かしてほしい」と参加者へメッセージを送りました。翌日に行なわれたサガン鳥栖のホーム試合前にも、佐賀県の協力を得てサガン鳥栖ファンを対象に体験会を開催し、高橋選手にも再び参加いただきました。

  • モラージュ佐賀イベントスペースで体験会開催
  • サガン鳥栖ファンも体験会に参加

ピエリ守山と周辺の小中学生向けにブラサカ教室を開催

双日と双日商業開発が運営する商業施設「ピエリ守山」の提供により、守山市の小中学生向けに2021年よりオンライン・ブラサカ教室を開催しています。

2021年は吉身小学校の5年生約120名に対して、また2022年は吉身小学校、守山小学校、明富中学校の生徒約450名に対して、2023年は中洲小学校の約20名に授業を提供しました。

  • 「オンライン・ブラサカ教室」の様子
  • 授業を楽しむ生徒たち

双日が公式パートナーとして支援している日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の講師と選手がオンラインで学校と結び、パラリンピック公式種目であるブラインドサッカーだけでなく、障がい者に対する理解を深める場となりました。

児童からは、「障がい者は可哀そうではない。ちょっとした工夫で一緒に楽しむことができる」、「障がい者だけでなく、困った人がいたら助けてあげたい」といった声が聞かれました。

2022年10月には、ピエリ守山内のフットサルコートにて、守山市の協力を得て、ブラサカ体験会を開催しました。
  • 守山市の協力も得てブラサカ体験会を開催
  • 秋空の下、ブラサカを体験

ピエリ守山は、地元に親しまれる商業施設を目指し、地域の発展にも貢献していきます。また、双日はJBFAが主催する小中学生向けの「スポ育」事業パートナーとして、将来を担う次世代人材の教育活動を今後も支援していきます。

熊本地震の被災地区小学生向けにブラサカ教室を開催

2020年12月には、熊本地震復興支援の一環として、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)の協力により「ブラインドサッカー教室~目の見えない世界を体感する」を開催。益城町に拠点を置くジュニアフットボールチーム「FC.BIGWAVE」所属の小学生35名が参加しました。

社員へのダイバーシティ教育

双日は、多様な個を活かすダイバーシティ経営の一環として、障害者雇用の促進と障害者がより活躍できる職場環境づくりに取り組んでおり、ブランインドサッカーを通じて、社内理解、意識浸透を進めるなど、障害をもった方の受け入れ体制づくりも進めています。

人材育成の一環として、毎年、双日本社・関西支社において、グループ社員を対象に「ブラインドサッカー講演会&体験会」を開催しています。また内定者、新入社員向けの研修の一部にもブラインドサッカー研修を取り入れ、コミュニケーションのあり方、互いの個を尊重し、理解し合うことの重要性について、実際の体験を通じて学ぶ機会としています。

2020年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、オンラインで中国、韓国、台湾、国内拠点を結び、ブラインドサッカーを通じてダイバーシティについて学ぶ講座を開催しました。

  • 「ブラインドサッカー体験会」の様子
  • オンラインでダイバーシティを学ぶ講座を開催

2022年6月、社内運動会「双日フェステイバル」にて、埼玉T.Wingsの加藤健人選手、菊島宙選手を招いてブラサカのデモンストレーションと体験会を開催しました。

当日は社員と家族が600人が参加。社内研修だけでなく、このような場においても、パラスポーツの魅力を伝えています。

  • 「双日フェステイバル」でブラサカを体験
  • 埼玉T.Wingsの選手と一緒にプレー

古本パワープロジェクト

社内では、2018年12月より「古本パワープロジェクト」を実施しています。

不要となった本を日本ブラインドサッカー協会(JBFA)が提携するバリューブックスに寄贈することにより、買取金額相当が双日の協賛するJBFA主催の「スポ育事業」の活動やサッカーボールなどの備品購入資金としてJBFAへ寄付されるプロジェクトです。

2021年末時点で、これまでに2,158冊の古本を寄贈し、今後年2回のペースで実施していく予定です。

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