双日、ベトナムの化学品タンク設備能力を倍増
〜Sojitz Chemical Distribution Serviceに社名を変更し販売を拡大〜
2006年11月20日
双日株式会社の100%子会社で、ベトナムにおいて化学品の物流・販売を行っているニチメンケミカルタンクサービス社(Nichimen Chemical Tank Service Co., Ltd. 本社:バーリア・ブンタウ省ブンタウ市)は、11月20日、保有する化学品タンクの設備増強工事が完了したことを受けて、完工式を行いました。設備増強後の化学品タンク容積は合計9600m3で、貯蔵能力は従来の倍に拡大します。また、社名を、双日ケミカルディストリビューションサービス社(Sojitz Chemical Distribution Service Co., Ltd./SCDS社)に変更し、ベトナム国内での販売を拡大していきます。
SCDS社は、自社のタンクローリーや、ドラム充填設備も保有しており、ベトナム国内の化学品メーカー向けに化学品の販売を拡大していきます。2005年の売上は10億円で、2007年には12億円の売上を見込んでいます。
SCDS社では、これまで1500m3のタンクを1基、1000m3のタンクを3基、配送用のタンクローリーを4台保有し、顧客のニーズに対応したジャスト・イン・タイムのデリバリーを行ってきました。ベトナムの化学品需要の増加に対応するために、約2億円を投資して3000m3の大型タンクを1基と、700m3のタンクを3基増設し、タンクローリーも4台から8台に増やしました。

SCDS社の化学品タンク
SCDS社では、接着剤や酢酸原料として需要が高いメタノールや、シンナー溶剤として使用される酢酸ブチルなどの販売を行っており、メタノールの販売ではベトナム国内で5割のシェアを誇っています。メタノールの供給では、双日がインドネシアに保有するメタノール製造工場のPT. Kaltim Methanol Industri (KMI社)から輸入を行うなど、双日グループのネットワークを生かした取り組みを行っています。今後は、塗料樹脂原料となるモノマーや、各種溶剤など、新規商品の取り扱いを始めることにより、事業拡大を目指します。
ベトナムは、WTO加盟を控えて経済成長が続いており、化学品市場も年率約15%で成長しています。日本の化学品メーカーもベトナムに続々と進出しており、化学品の需要がさらに拡大していくと期待されています。双日は、化学品事業におけるバリューチェーン構築を成長戦略のひとつとして位置付けており、現在、世界8カ国で、合計10万m3のケミカルタンクヤードを保有しています。今後も、重点地域であるベトナムの取り組みを強化していくとともに、全世界で、積極的に経営資源を投入していくことにより、さらなる機能の拡充を図っていきます。
会社概要
| 会社名 | Sojitz Chemical Distribution Service Co., Ltd. |
|---|---|
| 本社 | バーリア・ブンタウ省ブンタウ市(ホーチミンから南へ100km) |
| 代表者 | 高田 裕二 |
| 設立 | 2002年9月 |
| 資本金 | US$ 2,586,000 (約2億7千万円) |
| 事業内容 | 化学品タンクの保有、化学品の物流・販売 |

