双日株式会社

鉱山の知識と経験を生かし、
現地で対等に渡りあう。
大切なのは、楽しむことで
共感者を増やすこと。

池田 紗希子
金属資源開発部 2014年入社 工学部卒

資源地質学を専攻し、研究に打ち込む学生時代を過ごした。就職活動では研究で得た知識や経験を生かすため、資源に関われる会社を探したところ、資源会社と商社という選択肢に行き着く。そして、社員がイキイキと働いていた双日への入社を志望した。大学で研究を続けてきた中で、周りが頑張っている姿に励まされてきた経験から、モチベーションの高い人がいる環境がいいと想い選んだ結果だ。現在は、入社前に思い描いていた、鉱山資源に関わる仕事に取り組んでいる。

ジャングルに入り、石を集め、山を研究する

大学の頃、私が専攻していた応用地質学(Economic Geology)は、鉱山を相手にするものでした。例えば、貴重な資源である金ですが、実は金鉱山は同じような地質になっていることが多いんですね。ですので、地質をしっかりと調べ、他の金鉱山と同じ特徴があることが分かれば、そこには金が眠っている可能性が高いと推測できるのです。大学では、そうした方法で新たな資源を発掘しやすくするために、鉱山がどのようにできているのかを解明する研究を行っていました。フィリピン、インドネシア、モンゴルなど、世界各国の鉱山に入ってはひたすら地質に向き合い、現地の石を集めて日本に持ち帰る。そして、顕微鏡でその構造を調べる。現地はジャングルのようなところもありましたし、地道な割には大変なことが多い研究でしたが、いい経験ができたと思います。また、研究室は国際色豊かでしたし、中には60歳くらいのドクターや博士学生の方もいたりと、その環境も楽しかったです。

国際的な賞の受賞を支えてくれた人

そうした研究を続けていた中、大学生だけでなく、大学教授や権威のある研究者も発表するような国際的な学会で、最優秀ポスター賞を受賞できた時は、本当に嬉しかったです。発表した内容は、インドネシアのある金鉱山についてでした。どういう状況で、どの時代に、どういった条件でできあがったのかを調べ、その研究結果を大きなポスター1枚にまとめあげたものです。まず、この研究で大変だったのは現地の環境ですね。イスラム教の方が多いので食べ物は日本とまったく違いますし、フィールドワーク先には日本のようにきれいなホテルもありません。でも、そういった違いを逆に楽しもうと思ってからは、苦になることはなくなりました。そんなポジティブな思考を得られたことも、この研究の大きな成果だったと思います。また、「現地の協力者」との関係性の築き方も学ぶことができました。

楽しまなければ、共感は生まれない

研究している間、ずっと現地にいられるわけではないので、協力者づくりには注力していました。鉱山の方と直接連絡を取れるような関係性をつくり、日本に戻ってからも必要な情報を送ってもらったりなど、協力者なしに受賞をすることはできなかったのではないでしょうか。そのような関係性をつくるコツは、その土地の文化や風習を尊重することにあると思っています。現地では彼らと同じ生活をすることがとても大切ですね。とにかく見様見真似でも、同じことをやってみるんです。そうすることで、距離はぐっと縮まります。また、楽しむことを忘れてはいけません。どんなことにも楽しめる要素はありますし、楽しんでいれば共感してくれる人が現れます。これは仕事をする上でも、大切にしていることです。特に成果を出さなければならないビジネスでは、協力者、共感者というのは、本当に大事な存在になります。

どんな専門性も必ず生きる

現在所属している金属資源開発部は、石炭や鉄鉱石などが採れる鉱山を開発する部署です。実際にオーストラリアの鉱山に滞在し、大学の頃の研究で得た知識を使う場面がありました。どこを掘れば一番効率がいいのか、現地の技術者と議論を交わし合う。データを見ればある程度のことを把握できる知識があったので、対等な意見交換ができたと思います。そのように、私の場合は大学でやってきたことをそのまま使える機会がありましたが、どんな仕事でもこれまでやってきたことを生かせる場面はあるはずです。むしろ、自分で自分がやりたいビジネスをつくっていくこともできます。ですから、自分の専門性はぜひ大切にしてください。研究でも部活でも、楽しみながら真剣に取り組んできたことは、双日であれば無駄になることは絶対にありません。そして、様々な経験を積むことで、その強みは必ず大きな武器になると思います。

※社員の所属部署は取材当時のものです。