双日株式会社

MISAKI YAMAOKA

山岡 美咲

電力プロジェクト部 第2課
2015年入社 外国語学部卒業

乗り越える。
その決意が壁を突破する

01
「君のような新人が、
何を分かっているんだ?」

1歩、外に出れば、私が「双日の顔」になる。案件の規模が数百億円であろうと、出張先で会うパートナーやクライアントがベテランのスペシャリストであろうと、相手は私を「双日の人」とみる。年齢にかかわらず、それは事実です。現在、私はアジアで発電所を保有・運営する事業投資案件や、パートナー企業と共に発電所や変電所の建設を請け負う案件を任されています。入札は勝つか負けるかのタフな世界。交渉現場では私が最年少であることが多く、経験や知識の差を感じることばかりです。とくに海外の現場はシビアです。あるとき、入札案件説明の際に、海外の電力公社の方からキャリア年数を尋ねられました。答えると、「君のような新人が、何を分かっているんだ?」という一言が。その言葉にはとても落ち込みました。「私ではなく他の人が担当者なら、この案件は成功するのだろうか?」と自分を責め、出張先のホテルの部屋で号泣したことを覚えています。つらい、諦めたい、という感情から泣いたのではありません。「他の誰でもなく、自分がこの案件を動かすんだ」という気概で仕事をしていても、年次や経験値で判断されることが悔しかったのです。

02
諦めたら、
次の成功はつかめない。
何度でも挑戦する

私は自分の中で決めていることがあります。落ち込んでもいい、ときには泣き言を言ってもいい。でも、諦めないこと。入札は、競争です。負けるたびに心が折れていては、次の成功はつかめません。私は、「新人が何を言っている?」とおっしゃったクライアントに対しても、相手の立場を洞察し、ロジックにメリットを盛り込んで根気よく提案し続けました。すると、その姿勢が気に入られたのか、一転して「ぜひ、山岡のために協力しよう」と快諾が。さらには、「別案件でもパートナーになろう」と言ってもらうことができました。数%の可能性でも成功を信じ、挑み続ければ道は拓かれる。自分の中で、迷いが吹っ切れた出来事でした。人から信頼されたときの喜びは、心に深く残ります。その喜びをめざし続けることが、私の人生のテーマだとさえ思いました。たとえ、スペシャリストでなくても、強いオーナーシップで案件を引っぱれば周囲の協力を得ることもできる。私が生み出せる仕事の価値は、人を巻き込むアレンジャーになることだ。いまはその想いを胸に、自分自身を誇れるよう、挑戦し続けています。1年後の自分が、「私、成長しているな」と思えるように。

※社員の所属部署は取材当時のものです。